パリ五輪では“国防”の陰に隠れ出番なし…FC東京GKが神セーブ連発!「試合ができる喜び。本当にサッカーが楽しい」

 8月7日にJ1が再開され、第25節を開催。FC東京はガンバ大阪と敵地で対戦し、0-0で引き分けた。

 この一戦で圧巻のパフォーマンスを披露したのが、つい先日までU-23日本代表の一員として、パリ五輪を戦っていた野澤大志ブランドンだ。帰国早々に先発した21歳の守護神は、再三ピンチが訪れるも、超が付くビッグセーブを連発し、無失点で凌いでみせた。

 野澤は試合後のインタビューで、同様に際立つ活躍を見せた相手GK一森純を称えつつ、確かな手応えを示した。

「一森選手も本当に素晴らしいセーブがあって、お互いキーパーが本当に集中してて、最後まで0対0で試合が終わりましたけど、キーパーとしてゴールを守るって意味では貢献できて良かったです。

 相手も本当に質が高くて、押し込まれる時間帯がすごく続いたんですけど、あの時間を乗り越えた後、後半にはオープンなゲームになってきて、自分たちも得点のチャンスがあったと思います。(失点)ゼロで折り返すことは僕らの1つの目標だったので、それを達成できて良かったです」
【動画】すごい!すごすぎる!野澤大志ブランドンが衝撃セーブ
 フランスからの長距離移動や時差など、コンディション調整は非常に難しかったに違いない。ただ、野澤からしてみれば、プレーできる喜びが全てを超越するようだ。

「試合ができる喜びと言いますか、本当にサッカーすることが楽しいので、全然疲労とか関係なく試合させてもらえて、本当に感謝でした。まだまだ課題は多く残っていますし、もっともっと努力していかなきゃいけないので、また取り組んでいきたいと思います」

 パリ五輪では、“国防”の愛称も生まれるなど、国民的スターとなった小久保玲央ブライアンの陰に隠れ、出番なしに終わった野澤。それでも、今日のような圧倒的な活躍を続けていれば必ず、A代表で雪辱を果たす機会が訪れるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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