2023年度に地下鉄駅直結という五橋キャンパスが開学し、全学部全学科が一堂に集う都市型ワンキャンパスが整った『東北学院大学』。地元の企業や自治体とも連携し、人と人をつなぐ新たな街の交流拠点にもなりつつあります。

今回、歴史的建造物が残る土樋キャンパスと新設された五橋キャンパスを持つ東北学院大学に、現役大学生が潜入。レトロと最先端が融合する東北学院大学でのキャンパスライフについて、学食やサークル情報などとあわせてレポートします。

『東北学院大学』に潜入・1日体験

2023年に開学した五橋キャンパス

新たに開学した五橋キャンパスはJR仙台駅から徒歩約15分、地下鉄南北線・五橋駅(東北学院大学前)から直結と、何と言ってもそのアクセスの良さが魅力。五橋駅を上がるとすぐ目の前にキャンパスが広がります。

4つの建物が渡り廊下「TGUリング」でつながっているので、雨の日も傘を広げることなく構内に入れるのだとか。天気が悪い日は、ついつい大学に行くのがおっくうになりがちですが、この近さでぬれずに済むならやる気が出そう。

また、最新設備を備えた文理融合型キャンパスとあって、講義棟は7階建て。上階の教室まで行くのが少し大変かも…と思いきや、棟内にはエスカレーターが設置。研究棟やシュネーダー記念館とあわせて、1万人以上の学生を収容できる都市型キャンパス。学生目線でも便利な要素が詰まっていました。

大学の伝統を象徴する歴史的建造物のある土樋キャンパス

1886(明治19)年にキリスト教伝道者養成を目的に開校した「仙台神学校」を前身とする東北学院大学。土樋キャンパスには、国の登録有形文化財に登録されている歴史的建造物が多く残されているのもポイントです。

正門から見える「本館(旧専門部校舎)」は、キャンパスの象徴的存在。まもなく創立140周年とあって、これまで多くの学生が学んできたという歴史の息吹を感じ、身が引き締まります。

「ラーハウザー記念東北学院礼拝堂」では、今も授業期間中には毎日礼拝が行われているそう。正面のステンドグラスは、震災で失った一部を修復したものの1932(昭和7)年の創建当時のまま。90年以上経っているとは思えない美しさに目が奪われてしまいました。

ほかにも戦後の近代建築を感じる大学院棟や地元の大工が建てたコロニアル様式の洋館「デフォレスト館」と、レトロ感あふれる雰囲気。

また、土樋キャンパスは五橋キャンパスから徒歩約5分。新旧それぞれの良さを感じながら、他学部含めてさまざまな学生と交流できる一体化したワンキャンパスになっているのも特徴だとか。

地域との連携・協働の拠点「未来の扉センター」

地域の方が利用できるホールやカフェテリアが設けられている五橋キャンパス。なかでも、キャンパスの入り口、シュネーダー記念館1階にある「未来の扉センター」は、東北学院大学が推進する地域連携・協働の拠点。学生のみならず、誰でも利用が可能。

近隣商店街のマップやカフェの月替わりメニューなど、地域の情報もここに来ればチェックが可能。お邪魔した日には、お得な学生割引のチラシも置いてありました。企業や地域の方と連携したワークショップが開催されることもあるそう。




出典:学校法人東北学院

また、両キャンパスには「コラトリエ」とよばれる学習空間(ラーニング・コモンズ)も。五橋キャンパスには、オープンな学習エリアやグループで使えるスペース、そして図書館などがある「コラトリエ・ライブラリー」が4フロアに渡って設けられています。

一方、土樋キャンパスには新設されたホーイ記念館にイベントスペースとしての顔も持ち、学外の人も利用できる「コラトリエ・リエゾン」、大型スクリーンなどの設備もある「コラトリエ・コモンズ」、グループスタディルームのある「コラトリエ・サヴォア」と用途に応じて使い分けられる3つのスペースが。この日もパソコンを開いたり、グループで自習したりとそれぞれの使い方で利用している学生の姿がありました。

コラトリエには、レポートやプレゼン資料の作成、大学での学び方について相談できるサポートデスクも設置されているとのことなので、誰に相談したらいいのか悩んだときにも頼りになりそうです。

人気はMEGA盛り!学食やカフェも充実

この日お邪魔したのは、五橋キャンパスの押川記念館1階にある学食。定食のほか、丼やそば、うどんといったメニューがずらり。麺や丼には日替わりメニューもあるようで、この日の日替わり麺は「ねばねば冷やしそば・うどん」。Suicaなどの交通系ICも利用可能です。

また、こちらの学食での人気メニューはカツカレーと日替わり定食、そして冷たい麺類だそう。なかでも、MEGA盛りカツカレーは注目の一品。以前はラーメンの丼を使って提供されていたというMEGA盛り。お皿が見えなくなるくらいボリュームたっぷりに盛られたカレーは、食欲旺盛な学生にはたまらないメニューです。

どちらのキャンパスにも学生が自由に利用できる飲食可能なラウンジがあるほか、五橋キャンパスにはレモネードやスイーツメニューのあるカフェ「È PRONTO」やファミリーマートも。また、土樋キャンパスのホーイ記念館にはパンやパスタが食べられる「土樋パン製作所」もあり、飲食施設が充実。ランチの選択肢がいろいろあるのは嬉しいところです。

全国的にも珍しいサークルも




出典:東北学院大学学生アルバイト委員会

学生会を中心に、さまざまなサークルがある東北学院大学。なかでも、学生アルバイト委員会という全国でも2校しかない珍しい委員会があるとか。どんな活動をしているのかというと、大学入学を機にアルバイトを始める学生さんが多いことから、安心して働けるアルバイト先の求人を紹介。実際に企業の方と求人についてやり取りしたり、アルバイト情報を整理したり。将来に役立ちそうな活動ですよね。




出典:学校法人東北学院

そのほか、体育会特別強化部に指定されている硬式野球部、女子バスケットボール部には、プロの世界で活躍した監督、ヘッドコーチがいて、特に女子バスケットボール部はインカレや全国大会にも度々出場する東北屈指の強豪。自分が興味を持っているものだけでなく、新たな一歩になりそうなサークルを探してみるのも面白そうです。

(広告の後にも続きます)

すべてがコンパクトにまとまっている都市型ワンキャンパス

都市型ワンキャンパスとあって、コンパクトにまとまっているのが大きな魅力の東北学院大学。今回、1日潜入した現役大学生からは「キャンパスが分かれていると、ほかの学科の学生となかなか会えなかったりするけど、徒歩5分圏内に2つのキャンパスがあって、そこにみんな集まっているというのがいいですよね」という感想も。

キャンパスの雰囲気については、「五橋キャンパスのきれいさにびっくり。地下鉄駅直結で雨の日もぬれずに済むというのは、すごくうらやましいです。土樋キャンパスは、五橋キャンパスからそこまで離れていないのに雰囲気が全然違って。レトロ感がすごく素敵でした。学食やラウンジもたくさんあって、通うのが楽しいだろうなと思いました」と話していました。

東北学院大学では、2023年4月より「地域総合学部」「情報学部」「人間科学部」「国際学部」の4つの学部を新設。時代のニーズを見据え、より深く、柔軟に学べる環境が整っています。気になる人は、オープンキャンパスで東北学院大学の魅力を体感してみてはいかがでしょうか?

information

東北学院大学

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/

【オープンキャンパス】

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/admission/opencampus/

【アクセス】

<土樋キャンパス>

宮城県仙台市青葉区土樋1-3-1

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/campusmap/tsuchitoi.html

<五橋キャンパス>

宮城県仙台市若林区清水小路3-1

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/campusmap/itsutsubashi.html

<泉キャンパス>

宮城県仙台市泉区天神沢2-1-1

※現在は課外活動で使用

https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/campusmap/izumi.html

もっと宮城県について見てみる!

※記事内の情報は執筆時のものになり、情報が変更している可能性もありますので、ご了承ください。

※記事に関するお問い合わせはgirlswalker編集部にお願いいたします。