リオ五輪銀メダリストの樋口黎が準決勝進出!1回戦はまさかの不戦勝、2回戦はテクニカルスペリオリティ勝ち【パリ五輪男子レスリング】

 日本時間8月8日(日付は以下同)、パリ五輪レスリング競技の男子フリースタイル57kg級がシャン・ド・マルス・アリーナで行なわれ、日本代表の樋口黎が1、2回戦を突破した。

 リオ五輪銀メダリストの樋口にとって、2大会ぶりとなったオリンピックの舞台。その初戦は、対戦相手のアリレザ・サーラク(イラン)が試合前の計量に現われず不戦勝と、まさかの船出となった。
  改めて初陣となった2回戦はダリアン・トイ・クルーズ(プエルトリコ)と激突。序盤からローリングやアンクルホールドでポイントを重ねると、第1ピリオド45秒を残してテクニカルスペリオリティ勝ち……かと思われたが、相手のチャレンジにより判定が覆り、10-1で第2ピリオドへ突入。後半開始直後に2ポイントを加え、12-2で今度こそテクニカルスペリオリティ勝ちを収めた。

 今大会の男子レスリングはグレコローマン60kg級を文田健一郎が、同77kg級を日下尚が制しており、二夜連続で日本勢が表彰台の頂点に立っている。樋口もその流れに続くことができるか、準決勝はこのあと9日午前1時15分頃から、アマン・セフラワト(インド)とゼリムハン・アバカロフ(アルバニア)の勝者と対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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