日本時間8月9日(日付は以下同)、パリ五輪レスリング競技の男子フリースタイル57kg級準決勝がシャン・ド・マルス・アリーナで行なわれ、日本代表の樋口黎がアマン・セフラワト(インド)と対戦。10-0で勝利し、決勝進出を決めた。
1回戦は不戦勝、2回戦はリプレイ検証で判定が覆った末に仕切り直しての勝利と、ここまでやや波乱含みの樋口。迎えた準決勝、昨年のアジア選手権王者を相手に、第1ピリオド開始30秒で4ポイントを奪取。その後も相手に付け入る隙を与えず、2分14秒でテクニカルスペリオリティ勝ちを収めた。
銀メダルに輝いたリオ五輪から8年、2大会ぶりとなったオリンピックの舞台でまずは表彰台を確定させた樋口。グレコローマンで金メダルに輝いた文田健一郎と日下尚に続き、頂点まで上り詰めることができるか。決勝は明日10日、スペンサー・リー(アメリカ)とグロムジョン・アブドゥラエフ(ウズベキスタン)の勝者と行なわれる。
構成●THE DIGEST編集部
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