文字通りの”最強”を証明した。
現地8月8日、パリ五輪はレスリング女子フリースタイル53キロ級決勝が行なわれ、20歳の藤波朱理がジェペス・グスマン(エクアドル)と対戦。10-0で完勝し、五輪初出場ながら金メダルに輝いた。中学2年から続く連勝記録を「137」に伸ばす異次元の無敗記録も継続。圧巻の内容で、一気に頂点まで駆け上がった。
まさに完勝劇だ。果敢にタックルを仕掛け、相手の両足をとってバックをとりまず2点を先取。その後も順調にポイントを奪い、第1ピリオドを6-0でリードする。開始直後も2点を奪い、第2ピリオド開始わずか37秒でテクニカルスペリオリティ勝ちで決着をつけた。
藤波は勝利を飾ると、コーチと抱きつき喜びが爆発。マット中央で日の丸を誇り高く掲げた。
初出場とは思えない風格の勝ちっぷりに、深夜の日本列島は大興奮。日本時間9日の午前4時過ぎに行なわれた試合を見守った視聴者は「マジで強えぇぇぇ」「第2の霊長類最強女子」「バケモノ級だな、この子は」「圧倒的な試合」「鬼強い」「俊敏な動きで背後を取るレスリング、凄い!」などなど、あまりの強さに脱帽。大舞台で最強を証明した、日本女子レスリング界のニュー・ヒロインに喝采が飛び交った。
構成●THE DIGEST編集部
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