パリ五輪のレスリング女子フリースタイル53キロ級決勝が現地8月8日に行なわれ、日本代表の藤波朱理がジェペス・グスマン(エクアドル)に10-0で勝利。初出場の20歳が五輪金メダリストとなった。
【画像】公式戦137連勝目はパリ五輪決勝の舞台!レスリング女子フリースタイル53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理を特集! 開始直後から積極的にタックルを仕掛けた藤波はバックを奪い、早々に2点を先制。その後も攻めの姿勢を崩さずに第1ピリオドを6-0でリードした。勢いそのままに第2ピリオドもポイントを連取して完勝。初出場で悲願を達成した。
10点目をとった直後には嬉しさを爆発させた藤波。試合後のインタビューでは「もう最高です!オリンピック最高!レスリング最高!」と笑顔を見せた。一方で、「連勝記録とか言ってもらうことが多くなって順風満帆に見えるかもしれないですけど、実は3月に手術をして、本当にやった瞬間にはもうダメかもしれないと思う時もあった。いま金メダルを獲得して思うことは、怪我も今の瞬間を輝かせてくれる経験だったんだなと思います」と明かし、苦労の末の栄光だったと振り返った。
構成●THE DIGEST編集部
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