「育児ストレスで涙もろく…」「勝手に戦友だと思ってます」五輪選手は育児に奮闘中のママたちにも勇気を与えていた⁉ 電気を消しボリュームも下げて観戦、そのとき夫は…

現在、開催中のパリオリンピック。SNSには、育児中のママたちによる「夜泣き対応のときオリンピックを観ていると気が紛れる」「夜間授乳中にオリンピックを見るのが楽しみ」という投稿が多数見られる。夜泣きや授乳のお供にオリンピックを見るのは「ママあるある」なのか?そこで今回、都内の公園でママたち100人を対象に街頭アンケートを行い、リアルな声を聞いてみた。
 

「夜間授乳も五輪観戦しながらだとあっという間」

今回、夜間の育児が最も大変だと言われている0〜2歳児のママたち100人を対象に都内の公園で街頭アンケートを行い、リアルな声を聞いてみた。

なんとその結果、「オリンピックを観ていない」と答えたのは、100人中わずか22人で、78人ものママたちが「オリンピックを観ている」と答えた。

まずは「出産して、初めてオリンピックを真剣に観戦するようになった」と答えたママたちの声を紹介しよう。

「正直、今までオリンピックにまったく興味がなかったけど、今では授乳中の楽しみです。育児が辛いときでも、一生懸命がんばっている選手たちの姿を見ると勇気づけられますね。深夜の授乳中にたまたまテレビをつけたらオリンピックがやっていて、思わず見入ってしまったのがハマったきっかけです。育児のストレスで涙もろくなっているのか、毎晩感動して、泣きながら観戦しています」(20代育休中 0歳児のママ)

「旦那は仕事や飲み会でいつも家に帰ってくるのが遅いので、育児はほぼ毎日ワンオペです。孤独でよく心が折れそうになるのですが、オリンピックに出場している選手たちを見ていると、『こんなに努力している人たちもいるから私もがんばろう』という気持ちになります。オリンピック観戦がこんなに楽しみになったのは、人生で初めてです」(30代育休中 0歳児のママ)

「授乳って10〜20分くらいかかるから手持ち無沙汰になるんですよ。しかも、眠くても寝られないから夜間授乳はかなり辛い。でも、オリンピックを集中して観戦していたら、あっという間に授乳が終わるのでありがたいです。オリンピック選手たちのことは勝手に『戦友』だと思っています。『私の息子もこんな風に立派に育ってほしいなぁ』と思いながらいつも観てます」(30代育休中 0歳児のママ)

夜間授乳で我が子を寝かしつけるため電気を消してボリュームも小さくする家庭がほとんどだったが、なかにはこんな声も。

「旦那が毎晩、リビングでお酒を飲みながら大声で観戦しているので、嫌でもオリンピックは目に入ってきます。こっちは夜泣きで全然寝れなくて、体力的にも精神的にもボロボロになりながら、半寝状態で夜間授乳してるっていうのに…。正直、イラっとしますね。『旦那は能天気でいいなぁ』と思います」(30代専業主婦 0歳児のママ)

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「おかげで親子ともに寝不足になってしまいますね」

次に紹介するのは、「もともとオリンピックをみていたけど…」とこたえたママたちだ。夜間断乳や卒乳、夜泣きもおさまりだした子を持つママが多かった。

「オリンピックは自分が子どものときからずっと毎回楽しみに観ています。だから、育児と直接関わりがあるかどうかは別として、いつも励みになってます。4年後のロサンゼルスオリンピックのとき、娘は5歳になるので、『次のオリンピックは一緒に観戦できたらいいなぁ』と思い描きながら観戦しています」(20代育休中 1歳児のママ)

「家族みんなで一緒にオリンピックを観て、娘と『小学校に上がったら、スポーツ何やろっか?』みたいな話をよくしています。娘は特にスケボーに興味津々です。『私もやりたい!』って言って、テレビの前で見よう見まねでエアスケボーをよくしています。今回は娘が生まれて初めての『記念すべきオリンピック』なので、娘が大きくなってから思い出話にできるといいなぁと思っています」(・30代専業主婦 2歳児のママ)

「夜、私が旦那と一緒にオリンピックを観ていたら子どもが起きてきて、家族3人でテレビの前で一緒に応援することがよくあります。早く寝ないといけないとわかっていても、ついつい夜中まで見入ってしまうので、おかげで親子ともに寝不足になってしまいますね」(・30代専業主婦 2歳児のママ)