柔道の絶対王者リネールが団体戦で死闘を演じた斉藤立にSNSで“異例の”メッセージ「畳の上で会えたことを誇りに思う」【パリ五輪】

 パリ五輪柔道100キロ超級、男女混合団体戦と2冠を達成したテディ・リネールは現地8月8日にXを更新し、団体戦決勝で2度対戦した日本代表の斉藤立へ異例ともいえるメッセージを出した。

【画像】フランスに敗れるも堂々の銀メダル!激闘を繰り広げた柔道混合団体を特集! 柔道大国フランスの英雄的存在として金メダルに期待がかかっており、それに見事応えたリネール。現地8月3日の混合団体戦決勝では日本代表と対戦し、0-2と悪い流れで迎えた場面で7分にわたる激闘の末、斉藤に勝利。3-3となって再び臨んだ代表戦でもゴールデンスコア形式にもかかわらず6分以上の死闘を制し、母国に2つ目の金メダルをもたらした。

 リネールがXに投稿したのは名勝負をともに繰り広げたライバルへのリスペクトの言葉だった。「斉藤立様、この前の試合、あなたの素晴らしいパフォーマンスは対戦相手である私の尊敬を集めていることを断言します。あなたの決意と闘志は私に感銘を与え、私に自分自身を乗り越えるように駆り立てました。畳の上であなたに会えたことを誇りに思います」

 そして続けて、
「挫折は私たちの進歩に不可欠な部分であり、勝利かそれ以上に多くのことをしばしば教えてくれます。あなたがより強くなって戻ってくることを確信してます。友よ! また会えることを楽しみにしています。リスペクトを込めて」
と良きライバルにエールを送った。

構成●THE DIGEST編集部

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