大坂なおみ、元世界12位メルテンスにストレートで敗れ16強進出逃す!ミスが響き流れをつかめず<SMASH>

 女子テニスツアーのWTA1000大会「ナショナルバンク・オープン」(8月6日~12日/カナダ・トロント/ハードコート)は現地8日にシングルス2回戦が行なわれ、産休を経てカムバックを遂げた元世界ランク1位の大坂なおみ(現95位)がセンターコート第4試合に登場。ノーシードのエリーズ・メルテンス(ベルギー/現35位)と対戦したが、3-6, 4-6のストレートで敗れ、残念ながらベスト16進出とはならなかった。

 現地7日の初戦では第9シードのオンス・ジャバー(チュニジア/同16位)に6-3、6-1で快勝した大坂。2回戦ではシングルスで8度のツアー優勝を誇る元世界12位のメルテンスとの注目の対決を迎えた。

 両者は過去6度対戦しており、大坂が4勝2敗とリード。今季はこれで3度目の対決だ。3月の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハード/WTA1000)3回戦ではメルテンスに敗れた大坂だったが、6月の「リベマ・オープン」(オランダ・スヘルトーヘンボス/芝/WTA250)では6-2、6-4で快勝しリベンジに成功していた。
  しかし今回は大坂がベースライン上でのラリー戦でアンフォーストエラーを量産。リターンゲームでは終始メルテンスのファーストサービスに手を焼き、思うように流れを作ることができなかった。

 トータルポイントでもメルテンスの64に対して53と大きく下回った大坂は、結果的に計4度のブレークを献上し、1時間31分で2回戦敗退となった。

 大坂が最も得意とする夏の北米ハードシーズン。それだけにトロントで幸先の良いスタートを切りたかっただろうが、今回は悔しい結果となってしまった。敗戦を糧に、今月末開幕の四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク)に向けて少しずつ調子を上げていってほしい。

文●中村光佑

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