全国各地からのアクセスも良く(東京から新幹線で90分!)、都会でありながら海や山などの自然にも恵まれた仙台市。2日間かけてじっくり旅すれば、新たな魅力に出会えるはず。
写真左から、八村倫太郎さんと鈴木曉(あさひ)さん
今回、6人組ダンス&ボーカルグループWATWINGのメンバー、鈴木曉さんと八村倫太郎さんが仙台市を訪れ、仙台市ビギナーにもリピーターにもおすすめの観光スポットやグルメをたっぷりとご紹介。
宮城県出身の鈴木さんは「地元を盛り上げたい!」と気合十分。八村さんも「仙台をじっくり観光するのは初めてだから楽しみ」と、すでにワクワクが止まらない様子。さっそく、仙台駅から旅をスタート!
【DAY1】定番スポットから秋保エリアまで!仙台グルメも続々登場
るーぷる仙台
『るーぷる仙台』は仙台市中心部の観光スポットを循環する「シティループバス」。全日20分間隔で運行していて、停車場所は全14ヶ所。さまざまな観光スポットを効率よく巡りたい人にぴったり。
注目したいのが、路面電車風のレトロな車両デザイン。2人も一目見るなり「かわいい!」と心掴まれたよう。「運転手さんが観光案内のアナウンスをたくさんしてくれるのが嬉しい」(鈴木)、「内装もレトロ。旅行気分を思いっきり味わえる!」(八村)と、最高の旅のスタートに。
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《住所》宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅前西口バスターミナル16番のりば(始発乗車場所)
《営業時間》第1便は仙台駅前9:00発車、最終便は仙台駅前16:00発車
《定休日》なし
仙台藩祖伊達政宗公霊屋 瑞鳳殿(ずいほうでん)
るーぷる仙台で訪れたのは『瑞鳳殿』。1637年に建立された伊達政宗公が眠る霊屋(おたまや)で、桃山文化を今に伝える豪華絢爛な装飾は圧巻。
牡丹や唐獅子などさまざまなモチーフが施されている
2人は解説が書かれた看板を読みながら、じっくりと歴史を感じていたよう。歴史好きという八村さんは「日本らしさを感じられる場所に来たかった。自然と融合していて素敵」と感動しきり。
歴史と共に、桜や新緑、紫陽花、紅葉といった季節の移ろいを感じてみて。
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《住所》宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
《営業時間》9:00~16:50(2月~11月)、9:00~16:20(12月~1月)
《定休日》12月31日
仙台城跡
続いては、伊達政宗公が築城した『仙台城(青葉城)』の跡地へ。青葉山の上に位置し、晴れた日には太平洋まで一望できるダイナミックなロケーション。鈴木さんは以前にも訪れたことがあるそうで、「夜景もすごく綺麗でおすすめ」とのこと。
敷地内にある「伊達政宗公騎馬像」を間近で見た八村さんは「かっこいい!」と目をキラキラ。日没~23時まではライトアップもされるので、夜景と一緒に楽しむのも良さそう。
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《住所》宮城県仙台市青葉区川内1
《営業時間》入園自由
※青葉城資料展示館 9:00〜16:20(4月〜10月)、9:00〜15:40(11月〜3月)
《定休日》なし
牛たん
約70年前、仙台市の料理人が牛たん焼きを生み出したことから、仙台名物となった『牛たん』。この日のランチは、牛たん専門店「伊達の牛たん本舗 青葉城店」へ。
麦ご飯おかわり無料の「極上芯たん定食」
2人は「極上芯たん定食」をオーダー。芯たん(※)は、たん元から10〜15cmのやわからい部分で、極上芯たんは芯たんの中心部のみを使用した贅沢な逸品。
「プリッと歯応えがよくて、お肉の味が濃い!」(鈴木)、「脂がのっていて、今までにない牛たん!とろろも最高」(八村)と箸が止まらず、2人揃って大盛り麦ご飯をおかわりする場面も。
※「芯たん」は株式会社伊達の牛たん本舗の登録商標
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《住所》宮城県仙台市青葉区川内1 青葉城跡
《営業時間》11:00〜16:00
《定休日》なし
ちゅんちゅん堂
同じく仙台城跡にあるお店『ちゅんちゅん堂』では、2023年に誕生した新銘菓「仙台すずめ饅頭」を提供。伊達家の家紋「竹に雀」や仙台の伝統芸能「仙台すずめ踊り」など、すずめは仙台市民にとって親しみのあるモチーフ。
2人は、注文後に衣をつけて揚げる「揚げすずめ」から、期間限定の「果肉入りパイナップル」をチョイス。「揚げたてでサックサク!パイナップルクリームとも合う」(鈴木)、「すずめの形がかわいくて、食べやすいサイズ感」(八村)と、味にも見た目にも大満足だったよう。
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《住所》宮城県仙台市青葉区川内1 青葉城本丸会館1F
《営業時間》10:00〜17:00
《定休日》不定休
磊々峡(らいらいきょう)
仙台駅から車で30分ほどの仙台秋保(あきう)温泉にある『磊々峡』。温泉街の入り口にある「覗橋(のぞきばし)」から約650mの遊歩道が延び、渓谷美を間近に感じられるのが嬉しい。“磊”とは、石がゴロゴロしている様子を指し、独特の形の大きな岩が名取川に覆い被さるように並ぶ光景は圧巻。
人気撮影スポットの「覗橋♡ハート」
澄んだ空気を吸い込み、滝の音に癒やされながら、2人もリフレッシュ。「覗橋」のたもとには、自然にできたハート型のくぼみがあり、2014年に恋人の聖地に認定。
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《住所》宮城県仙台市太白区秋保町湯元
《営業時間》─
《定休日》─
秋保ワイナリー
耕作放棄地を開墾し、東日本大震災後の2015年に県内初のワイナリーとして誕生した『秋保ワイナリー』。
こちらでは、年間を通じて旬の食材とワインのマリアージュを提案。2024年8月1日からは、これまでのカフェ&ショップをレストランとしてリニューアルオープン。昼はピクニックランチボックス、夜は予約制のディナーを提供するそう。
ワインは有料試飲が可能で1杯300円〜。この日いただいた中では、鈴木さんは自社農園ぶどう100%の白ワイン「秋保フィールドブレンドブラン」が、八村さんは山葡萄が香る赤ワイン「ヤマソービニヨン」がお気に入りとのこと。
マルシェなどのイベントやぶどうの収穫ボランティア募集なども随時開催。詳細は公式SNSでチェック。
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《住所》宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原西6
《営業時間》9:30〜17:00
《定休日》火曜日
《関連リンク》秋保ワイナリー公式Instagram/秋保ワイナリー公式Facebook
秋保おはぎ
地域に根付いたスーパーマーケット『主婦の店 さいち』。コンビニを一回り大きくしたくらいの規模感ながら、県外からも多くの人が訪れるのだとか。
きなこ、あんこ、ごま、期間限定の納豆などの味がある『秋保おはぎ』
お目当ては1日約2万個を売り上げたこともあるという、手作りの「秋保おはぎ」。2人はあんこときなこをゲット。ごろんと大きく、鈴木さんは「思っていた以上にボリューミーで、箸で持つとずっしり!」と驚き。
八村さんは、「あんこたっぷり!程よい甘さで、ぺろっといける」と人気も納得の表情。平日でも連日売り切れるほどの人気商品なので、ゲットするなら早めの来店がおすすめ。
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《住所》宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師27
《営業時間》9:00〜19:00
《定休日》第2・4水曜(祝日の場合は営業、8月と12月は変更あり)
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【DAY2】再び仙台駅からスタート!体験・見学スポットを中心に観光
芋煮
2日目の朝は、仙台駅内にある宮城×地産地消カフェ「DaTe Cafe O’rder(ダテカフェ オーダー)」へ。こちらでは、芋煮とおにぎりがセットになった「宮城風芋煮セット」を提供。
好きなおにぎりを選べる「宮城風芋煮セット」
『芋煮』は里芋や豚肉、大根、にんじんなどの具材を鍋で煮込んだ郷土料理。地域によって具材や味付けが異なり、例えば宮城県は味噌ベースが主流、山形県は醤油ベースが主流なのだとか。
鈴木さんはライブの際「芋煮食べて行ってね!」とファンにアピールするほどの芋煮ラバーだそう。この日も、「体に染みる〜。朝にもぴったり」と笑顔。『芋煮』でお腹も心もほっこり温まってみては?
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《住所》宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅2F
《営業時間》7:15〜20:15
《定休日》年中無休
ずんだシェイク
茹でた枝豆をすり潰して作る「ずんだ」。ずんだ餅をはじめ、数多のずんだ商品があるなかで『ずんだシェイク』はメディアにも度々取り上げられる注目商品。
「ずんだ茶寮 仙台駅ずんだ小径店」では、バニラテイストのシェイクに特製のずんだをブレンドした『ずんだシェイク』を販売。作りたてのずんだシェイクは絶品で「ちょっと甘しょっぱい感じがおいしい」(鈴木)、「ずんだのつぶつぶ感がいい!」(八村)と、あっという間に完飲。
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《住所》宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅3F
《営業時間》9:00〜21:00(物販)、10:00〜18:00(喫茶)
《定休日》年中無休
笹かま手焼き体験
明治時代、大量に獲れたヒラメをおいしく保存するために仙台で生まれた『笹かま』。「鐘崎 笹かま館」は、笹かまづくり体験や食事、買い物などができるスポット。
なかでも施設内にある「鐘崎屋」では、1本700円のリッチな笹かまを味わうことも。この日は新鮮な真鯛だけを使い、職人が丁寧に手焼き。出来立てを頬張った2人は、「噛めば噛むほど味が出てくる。焼き魚を食べているみたい」(鈴木)、「ぷりっぷり!焼き目が香ばしくて最高」(八村)と絶賛。
笹かまの手焼き体験ができるコーナーも要チェック。ふっくら焼き上げたり、皮目をぱりっと仕上げたり。焼き方の違いによる変化を楽しんでみて。
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《住所》宮城県仙台市若林区鶴代町6-65
《営業時間》9:30〜18:00
《定休日》季節により異なる
※季節により、営業時間の変更ならびに店休日あり
※鐘崎屋の営業日や提供商品について、詳細は公式サイトよりお問い合わせください。
《関連リンク》鐘崎 笹かま館公式サイト
七夕ミュージアム
200万人以上の観光客が訪れる、東北三大祭のひとつ「仙台七夕まつり」。「鐘崎 笹かま館」には、日本で初めて七夕飾りを常設展示した『七夕ミュージアム』を併設。
2F建ての館内には、華やかな現代の七夕飾りはもちろん、藩政期や明治・大正時代の七夕飾りも再現。美麗な七夕飾りの数々に、2人は時間を忘れてうっとり。「これだけ大きな七夕飾りを上から見られる機会って貴重」と鈴木さんが話すように、2Fからの眺めを撮影するのもおすすめ。
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《住所》宮城県仙台市若林区鶴代町6-65
《営業時間》9:30〜18:00
《定休日》季節により異なる
※季節により、営業時間の変更ならびに店休日あり。詳細は公式サイトよりお問い合わせください。
《関連リンク》七夕ミュージアム公式サイト
仙台マーボー焼そば
2日目のランチは、ご当地B級グルメ『仙台マーボー焼そば』。焼きそばと麻婆を掛け合わせた一品で、認定のルールには、(1)麻婆を使い具は豆腐に限定しない、(2)麺は焼くか揚げたもの、(3)組合の認定人が認定したもの、の3つがあるそう。
麻婆豆腐がたっぷりかかった竹竹の「仙台マーボー焼そば」
今回は、地元民で昼夜賑わう「中国めしや 竹竹(ちくちく)」へ。一口頬張った2人は、「ピリ辛で食べやすい!」(鈴木)、「麺がカリッと香ばしい!」(八村)と早くもトリコに。
辛さは調整が可能で、卓上のお酢で味変もOK。ご飯と中華麺のハーフ&ハーフも人気メニューだとか。
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《住所》宮城県仙台市青葉区北目町2-22
《営業時間》11:00〜14:00、17:30〜22:00
《定休日》日曜、祝日 ※土曜日の夜は不定休
JRフルーツパーク仙台あらはま
仙台市東部の沿岸部にあり、園全体で約11ヘクタールの面積を誇る『JRフルーツパーク仙台あらはま』。いちごやぶどう、りんごなど、8品目150品種以上を栽培し、1年を通して旬のフルーツの摘み取り体験が楽しめるスポット。
この日は、ブルーベリー狩りを体験。「フレッシュで甘酸っぱい!大粒のブルーベリーがごろごろ採れて楽しい」(鈴木)と味見をしながら、「どっちがいっぱい採れるか勝負しよう(笑)」(八村)と童心に返る一幕も。旬を感じながら、大満喫できたよう。
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《住所》宮城県仙台市若林区荒浜新2-17-1
《営業時間》10:00〜16:00(直売所)、11:00〜16:00(カフェレストラン ※カフェは10:00〜)、10:00〜16:00(いちごハウス)
《定休日》火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
※フルーツの摘み取り体験は要予約。詳細は公式サイトよりご確認ください。
《関連リンク》JRフルーツパーク仙台あらはま公式サイト
荒浜サイクリング
フルーツ狩りの後は「Uminote cycle」で自転車をレンタルし、周辺をサイクリングするのもおすすめ。
今回は『JRフルーツパーク仙台あらはま』から5分ほどの場所にある『荒浜海岸・深沼海水浴場』を目指すことに。爽やかな風が心地よく、道は整備されていて運転もスムーズ。
一面に広がる真っ青な海と空。鈴木さんは「フルーツ狩りからのサイクリングで海、このコースは一押し!」とかなり気に入った模様。アクティブ派の人は体験しておきたい。
information
《住所》
サイクルポート設置場所
・仙台市地下鉄東西線 荒井駅…宮城県仙台市若林区荒井沓形85-4
・JRフルーツパーク仙台あらはま…宮城県仙台市若林区荒浜新2-17-1
・アクアイグニス仙台…宮城県仙台市若林区藤塚松の西33-3
《営業時間》─
《定休日》─
※利用には専用アプリ「ドコモ・バイクシェア」のダウンロードおよび会員登録が必要です。
壱弐参(いろは)横丁&文化横丁
旅のラストは、仙台市の中心部にある『壱弐参横丁』と『文化横丁』へ。レトロな雰囲気が漂い、思わず「エモい!」と声をあげる鈴木さん。
飲食店など約100店舗が集まる『壱弐参横丁』
約50店舗が集まる『文化横丁』
「ない食べ物屋さんはないんじゃない?」(八村)と言ってしまうくらい、居酒屋やバル、カフェなど多彩なお店がずらり。なかには、ほやを使ったラーメンなど、宮城県らしいグルメが食べられるお店も。
『壱弐参横丁』内には、1948年に掘られたという手押しポンプの井戸もあり、動かすとしっかり水が!散策するだけでも楽しめるので、ぜひ訪れてみて。
information
《住所》
・壱弐参横丁…宮城県仙台市青葉区一番町2-3-28
・文化横丁…宮城県仙台市青葉区一番町2-4-11
《営業時間》店舗により異なる
《定休日》店舗により異なる