銀メダルに輝いた17歳の質疑応答が話題だ。
パリ五輪のスポーツクライミングは現地8月9日、男子複合の決勝が行なわれ、日本の安楽宙斗が銀メダルを獲得した。一方で現役高校生の安楽の競技後に行なわれたインタビューの受け答えが”高校生離れ”していると反響を呼んでいる。
【画像】17歳の現役高校生が日本男子初の快挙!スポーツクライミングで銀メダルの安楽宙斗を特集! 前半のボルダーを首位で折り返した安楽。トップに立つには後半のリードで85.9ポイントが必要だったが、76.0ポイントに終わり、全体2位に。日本人初の金メダル獲得はならなかったが、見事に銀メダルを手にした。
試合後、安楽は第一声で「ん~、表彰台に残ったことは最低限の目標だったんですが、やっぱりボルダーでほぼ同点、リードで勝った方が勝つという状況でだいぶ76と(優勝したトビー・ロバーツの)96で、もう圧倒的に負けたなあという感じですね」と完敗を認めた。さらに、今回と同様にボルダーを1位としてリードを迎えながら、4位に終わった昨年の世界選手権との違いを問われると、「昨年よりもリラックスして臨めたんですけど…、ボルダーからの疲労の切り替えとか、だいぶ途中のパートでグラグラしていつ落ちてもおかしくないダメダメな登りだったので。すみません、リードは完敗ということですね」と反省点を挙げつつ、やはり潔く負けを認めた。
一方で、日本男子として初の銀メダルを獲得したことを問われると「表彰台に登れたこと、3位以内に入れたことは、嬉しいんですけど、やっぱり金を狙って準決勝から集中してこなしてきたので。今まで一生懸命やってきたんですけど、すごく悔しいです」と無念の思いも露わにした。
安楽のインタビューでのしっかりとした受け答えに、感銘を受けた五輪視聴者は多かったようだ。「17歳とは思えない受け答え」「完敗したとすぐに反省できるのはすごいな」「君は本当に17歳か?インタビューの受け答えが素晴らしすぎる!」「まだ高校生なのに立派な受け答え」「完敗と認めるところも悔しさを隠さないところもいいね」といった声が数多く寄せられた。
敗れた後の受け答えにも清々しさを感じさせた銀メダル。17歳の今後の活躍が期待される。
構成●THE DIGEST編集部
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