現地8月8日に、パリ五輪・女子サッカーの3位決定戦でスペインとドイツが激突した。
立ち上がりから両チームとも攻守に強度の高いプレーを見せ、局面で激しくバトルする。果敢に攻め合うなか、自陣ゴール前では身体を張った守備で得点を許さない。
ボール保持率はほぼ互角で、拮抗した展開のなか、スペインのボンマティがポスト直撃の惜しいシュートを放てば、枠内シュートではドイツが上回る。ただ、どちらもチャンスをモノにできず、試合は0-0で折り返す。
迎えた後半も一進一退の攻防が続く。パスワークに優れるスペインが徐々に押し込む場面を増やしていったが、先制したのはドイツだった。
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63分、ロングボールに抜け出したグウィンが敵陣ボックス内で相手GKコルに倒されてPKを獲得。グウィン自らがキッカーを務め、GKの逆を突いてゴール右に流し込んだ。
さらにドイツは70分、シューラーがGKと1対1のビッグチャンスを得る。だが、シューラーの狙いすましたシュートはコルの好守に阻まれた。
ビハインドのスペインはさらに攻勢を強めるが、ドイツの堅陣をなかなか崩せず。終了間際にPKの絶好機も失敗。ドイツが虎の子の1点を守り抜き、1-0で勝利。なでしこジャパンに打ち勝った2008年の北京大会以来、4個目の銅メダルを手にした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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