NBAから“戦力外”になった選手が母国を背負い、スター軍団アメリカ代表に挑む!「僕を連れ戻すように言わなきゃ」と古巣にジョークも【パリ五輪】

 現地8月10日に行なわれるパリ五輪男子バスケットボール決勝はアメリカ代表対フランス代表に決定した。準決勝ではスター軍団アメリカ代表がセルビア代表に第3クォーター終了時点で13点ビハインドを許すなど圧倒的優勝候補の優位性は薄れているようにも見える。そうした背景もあり、ホームで悲願を狙うフランス代表にも期待がかかっているが、そのチームのセカンダリースコアラーを務めるのはかつてNBAチームから戦力外となったガーション・ヤブセレだ。

【画像】パリ五輪に挑むバスケットボール男子日本代表のメンバー12名を一挙紹介! 2016年にドラフト1巡目16位でボストン・セルティックスから指名を受けたヤブセレは米メディア『The Boston Globe』によれば、74試合の出場で2.3得点、1.4リバウンドというスタッツを残した。現在はユーロリーグで活躍するヤブセレだが、今大会の活躍でNBA復帰が実現するのでは?という声もある。

 同メディアのゲイリー・ウォッシュバーン記者もその疑問を抱いた1人だったようで、現在フランス代表として12.8得点を平均しているヤブセレに質問をぶつけたところ、「(セルティックスに)僕を呼び戻すように言わなきゃ」と笑顔で返されたという。

 準々決勝のカナダ代表戦で22得点、準決勝のドイツ代表戦で17得点、7リバウンドの活躍を見せ勝利に貢献してきたヤブセレ。今大会を通して世界中の印象をガラッと変えることにはすでに成功しているが、アメリカ代表にも同じ活躍ができるか期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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