「最高の銀メダルだ」決戦で敗戦も…なぜフランスの主将ラカゼットは試合後に笑顔を見せた?【パリ五輪】

 U-23フランス代表は現地8月9日、パリ五輪の決勝でU-23スペイン代表とパルク・デ・プランスで対戦。延長にもつれ込む激闘の末、3-5で敗れ金メダル獲得とはならなかった。

 120分間の死闘を終え、フランスの選手たちはほぼ全員がピッチに倒れ込んだ。開催国として、ホームのような雰囲気のなか、サポーターの大声援に背中を押されたが、最後の最後で勝ち切れず、悔しさの残る幕切れとなった。

 試合後の表彰式で、MFマイケル・オリースは首にかけられた銀メダルをすぐに外していた。現状を受け入れられないほど悔しかったのかもしれない。
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 一方で今大会、オーバーエイジ枠でメンバー入りし、キャプテンとしてチームを支えた33歳FWアレクサンドル・ラカゼットは試合後、敗れた反省を口にしつつも、時折、笑顔も見せてこう語った。

「負けはしたが、やはり最高の銀メダルだ。青いジャージを着ることができたこの冒険を私は忘れることはないだろう」

 やり切った――。ラカゼットの表情は、どこか肩の荷が下りたようだった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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