パリ五輪の新競技ブレイキン女子の決勝が現地8月9日、パリのコンコルド広場で行なわれ、日本代表の25歳・湯浅亜実(ダンサー名・AMI)が、リトアニア代表の17歳・ドミニカ・バネビッチ(同NICKA)と対決。3ー0(6ー3、5ー4、5ー4)で勝利した。2028年に開催予定のロサンゼルス五輪では不採用となったため、日本の湯浅が最初で最後の五輪女王になる可能性も浮上している。
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決勝に出場した湯浅は、軽快なステップで攻めるNICKAに対して、多彩な技と流れるようなフットワークで攻め、終盤には圧巻のフリーズや細かいステップで音楽に合わせ、パワームーブも完璧にメイク。会場を魅了したAMIが、3ー0でブレイキン女子の初代女王となった。
アメリカ発祥で、オリンピック初採用の「ブレイキン」を中継で初めて観た視聴者も多く、対戦相手と1対1で直接対決し、各選手が自らのダンスを交互にみせ、それに相手がアンサーを返して行なわれるバトル形式の試合展開に驚嘆の声があがった。
また、同競技は、9人のジャッジが『技術性』『多様性』『完成度』『音楽性』『独創性』の5項目を各20点で採点。そして司会者が全体を通してマイクパフォーマンスなどで、観客を盛り上げる。スケートボードやBMXの大会ではよく見られるこの試合スタイルなど、まるで「MCバトルのダンス版だった」といった声が広がっている。
さらに、ブレイキンに出場する選手たちはフロアに出るまで、どんな楽曲で演技するのかは知らされない。会場の中央に設置されたDJブースで流される音楽に即興で踊りをつけて戦う、1対1の直接対決だ。そんな、どんな楽曲で演技するのかも知らされない“スリリングな戦い”もまた観てるファンの関心を誘った。
ヒップホップカルチャーをルーツに、ニューヨーク市のスラム街で誕生した、五輪初実施のブレイキンの試合を中継でチェックした視聴者からは、
「想像以上にMCバトルのダンス版だった」
「ラップバトルみたいな。知らなかったよ」
「ブレイキンってほんとにダンスバトル形式なんだね~」
「え~!ブレイキンおもしろい!!それぞれの個性もバトルならではの応酬も見応えありまくり…」
「オリンピックでダンスバトルか…時代がやっときたよ…」
「MCバトルっぽくて面白かった」
「すげえ!ブレイキンよく分からないけどラップバトルみたい!」
などと、驚きや称賛の声が寄せられている。
なお、ブレイキン男子の試合は現地8月10日(日本時間同日23時~)から行なわれる。日本から出場の半井重幸(Shigekix)はグループAの初戦に、2度の世界王者に輝き、世界最高峰のブレイカー、ビクター・モンタルボ(Victor)と対決。最高難易度の技『ワンハンドエルボーエアー』が武器の若き逸材・大能寛飛(Hiro10)は、同じくグループAで中国のリトハイ(LITHE-ING)と対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
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