「この夏がずっと続けばいいのに」スペイン2冠コンビが“無敵の夏”に酔いしれる。次は「クラブで成し遂げたい」【パリ五輪】

 この夏がずっと続けばいいのに――。1か月の間に2つもビッグタイトルを獲得すれば、そう思うのも不思議ではない。

 U-23スペイン代表は現地時間8月9日、パリ五輪の決勝でU-23フランス代表と対戦。大アウェーのなか、延長戦の末に5-3で激闘を制し、栄光の金メダルを手にした。

 開催国フランス撃破に大きく貢献したのが、フェルミン・ロペス(バルセロナ)とアレックス・バエナ(ビジャレアル)だ。パリ五輪の少し前に、A代表の一員としてEURO優勝も経験した2人は揃って、決勝という大舞台で得点を挙げてみせた。

 スペインの大手紙『Mundo Deportivo』によれば、バエナは「この夏が終わらないよう願うよ。勝ち続けてきたからね。スペインの歴史を作れて嬉しい。これ以上の形でシーズンを終えることはできなかった」と喜びを伝えた。
【PHOTO】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショットを一挙お届け!
「勝つためには苦しまなければならない。フランス戦ではなおさらだ。このチームの良さは決して諦めないところだ。先制点を取られても逆転できるし、終盤に同点に追いつかれても、さらに2点を取れる。このチームは金メダルに値する。パリでフランスに勝つのは難しいと分かっていたよ。苦しめられたけど、僕らは難しい場面で冷静になる方法を知っていた」

 また、パリ五輪で計6ゴールを奪ったフェルミンもインタビューに対応。手応え十分にこう語った。

「僕たちは素晴らしいチームであり、素晴らしいファミリーだ。それはピッチ上でのパフォーマンスが示している。素晴らしい大会になったよ」

 しばらく余韻に浸りたいところだが、2024-25シーズンは間もなく開幕する。フェルミンは代表での大成功を経て、今度は「クラブでもっと多くのことを成し遂げたい」と飽くなき向上心を覗かせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】まさにスタジアムの華!現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!

【記事】「悲惨で恥」「信じられない。大惨事だ」世界女王スペイン、衝撃の惨敗に母国ファンは怒り!「何もかもが酷かった」【パリ五輪】

【記事】「人生でこんな偽オフサイドは見たことがない」紛糾する細谷のゴ―ル無効、スペインメディアが“証拠写真”を公開も大荒れ!「都合のいい画像出されて納得しろと?」