現地8月9日のパイレーツ戦に1番・DHでスタメン出場した大谷は、この日4打数1安打で35号2ランも放ったが、タイトル争いのライバルたちも猛追してきている。
首位打者争いのライバル、ルイス・アライズ(パドレス)は、この日のマーリンズ戦で5打数1安打を記録し、打率.302(464打数140安打)に。これで、ついに大谷(打率.302/444打数134安打)とはわずか1毛差となった。
また、マーセル・オズーナ(ブレーブス)もロッキーズ戦で34号ソロを放ち、一時は大谷に並ぶリーグトップに立っていた(大谷がこの日35号を打ったため再び1本差に)。
MLB全体では2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来、ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック以来となる三冠王の可能性も取り沙汰されている大谷は、9日時点で打率と本塁打はトップながらかなりの僅差。打点はトップのオズーナに6点差の2位だが、すぐ後ろにケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス/80打点)も迫っている。シーズンも佳境に入り、プレーオフの行方とともに快挙の成否も注目され始めている。
あくまでファンは、大谷に大きな期待を託している様子。MLB公式Xがこの日、「三冠王なるか?」とポストすると、多くの激励のリプライがついていた。
「それができるのは大谷以外にいない」
「できる。ファイナル・アンサーだ!」
「忘れちゃいけないのは、彼は投手でもあるってことだ」
「オオタニならできると信じてるよ!」
構成●SLUGGER編集部
【動画】再びホームラン王単独トップ!大谷の35号2ラン
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