現地8月9日、パリ五輪・男子レスリング50キロ級の決勝が行なわれ、日本の樋口黎がスペンサー リチャード・リー(米国)と対戦。見事4-2で競り勝ち、初の五輪金メダルを獲得した。リオ五輪で銀メダルを手にするも、続く東京五輪は出場権を掴めず。8年越しの悲願成就に歓喜が弾けた。
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そんな興奮さめやらないタイミングで、樋口は自身のXを更新した。女子レスリング50キロ級のインド代表であるビネシュ・フォガトへのエールだ。ビネシュは須﨑優衣を初戦で破って勢いに乗って決勝まで勝ち進んだが、直前の計量で100グラムほどの体重超過が確認され、失格処分となった。
28歳の金メダリストはビネシュが引退表明した投稿をリポストしながら、英文で「あなたの苦しみは私が一番理解しています。同様に50Gでした」と書き出し、「周囲の声は気にしなくていいです。人生は続く。挫折から立ち上がることはもっとも美しい。ゆっくり休んでください」と愛情あふれるメッセージを寄せた。
決勝後の会見でもビネシュへの想いを明かし、過酷な減量を振り返っていた樋口。この投稿にはインドのファンを中心に、海外から称賛する声が相次いで届いた。
「まさに一流の振る舞いだ」
「インドからスタンディングオベーションを贈ります」
「真のスポーツマンだけが痛みや苦しみを理解できるんだ」
「とても重みがある言葉だ」
「ありがとうチャンピオン」
「救いのメッセージとなるだろう」
「王者は王者を知る」
「アスリートとしてだけでなく人柄も素晴らしい」
なおビネシュは失格処分を不服とし、銀メダルを求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。
構成●THE DIGEST編集部
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