【漫画】《人生の告白戦績2勝17敗》48歳漫画家が勇気を出して年下女性漫画家に告白「つき合ってる人いるんですか?」その結果は…!?

「このまま独りで死ぬのはイヤだ」結婚を意識しはじめた48歳、ビンボー漫画家・中川学が描く漫画『婚マン 独りで死ぬのはイヤだ』。気になる年下の女性漫画家に告白したが…。

どうも、中川学、48歳です。得意な料理は納豆チャーハンです。

みなさんは、『ねるとん紅鯨団』という番組を知っていますか?
この番組は、大御所お笑いタレントのとんねるずが司会を務めていた、視聴者参加型の集団お見合いバラエティです。

毎回男女各15名がお洒落な場所(船上とか夜景スポットとか水族館とか・・・今から思うと、バブルのにおいが漂っている)で飲み食いしながら談笑したり男女の駆け引きをしたりして、最後に男性側が女性側にみんなの前で告白する、という流れの番組でした。

1987年〜1994年まで、毎週土曜日 23時~23時半にフジテレビ系列で放送されていました。ちなみにこの頃、23時半からは、ダウンタウンやウッチャンナンチャンが出演のコント番組『夢で逢えたら』が放送されていました。当時中学生だった私は、この2番組を観ることが、1週間のうちで1番の楽しみでした。

『ねるとん紅鯨団』に漂う浮かれた空気(バブルとフジテレビの空気)に「ケッ!」と思いつつ憧れてもいた私は、

「大人って楽しそう。今頑張って勉強すれば、こんなキラキラした未来が待っているんだ! 努力は報われる! やるぞ!」

そんな気持ちでカバンを参考書でパンパンにしながら学生時代を過ごしました。そしていざ就職活動の時、気がつくと、バブルは弾け就職難の時代になっていました。ガーン。私は、「戦時中が青春だった世代と比べたら恵まれてる」そう自分に言い聞かせました。

就職氷河期世代のキラキラした大人になれなかったおっさんですが、そんな私にも『ねるとん紅鯨団』で行われていたような告白タイムがありました。それも最近。そう、あれは2023年で最もドキドキした吉祥寺の夜の出来事…(漫画に続く)

文/中川学