「パリより東京の方がずっとよかった」テニス世界4位のズベレフも、選手村の環境に苦言「食べ物にも苦しんだし、睡眠環境もよくなかった」【パリ五輪】

 世界ランク4位のドイツ人テニス選手、アレクサンダー・ズベレフが、「パリ五輪よりも東京五輪の方がよかった」と語った。仏紙『Ouest-France』などが報じた。

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 東京五輪で金メダルを獲得したズベレフは、パリ五輪では準々決勝でイタリアのロレンツォ・ムセッティと対戦して5-7、5-7のストレートで敗退。五輪連覇を目指したが、4強入りを逃して大会を後にした。

 その後、ズベレフはカナダで受けたテレビインタビューで、「五輪に参加するのは、いつでも特別なこと」と前置きしながら、「パリよりも東京の方がずっとよかった。パリの選手村は最高ではなかった。残念ながらね、と言わざるをえない」と明かした。
 「ドイツのチームは選手村に滞在しないといけなかった。食べ物にも苦しんだし、部屋にエアコンがなかったから、睡眠環境もよくなかった。それは他の選手も同様だけど、組織的に東京の方がよかったと思う。それでも、ほかの選手たちと一緒に過ごせたのは素晴らしい経験だったし、また選手村に戻ってこられて嬉しかった」

 パリ五輪の開幕当初から、食堂の料理の質や量、エアコンが設置されていない居住環境など、選手村に対して各国アスリートから不満の声が挙がっていた。

構成●THE DIGEST編集部

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