声優・アーティストとして活動する岡咲美保のワンマンライブ「Miho Okasaki 2nd LIVE 2024 〜ハッピーメモリー〜 supported by animelo」が、8月10日に東京・文京シビックホール 大ホールにて開催された。1st LIVEの成功から約7カ月後に開催されることとなった今回のライブ。表現力の進化が止まらない彼女は、多くのファンを巻き込むライブを披露していた。
2ndライブの開幕を告げる1曲に選ばれたのは、4thシングルの「ハピメモ」。ライブ初披露となる本曲では、曲間のシンガロングや掛け声で多いに盛り上がる。続くデビュー曲「ハピネス」は“ラララ”の大合唱が会場を包み込み、「MY SPIRAL」では歌詞に合わせてファンの方々がグルグルとペンライトを回す。あまりの一体感に、曲中に岡咲は「いいですねぇ!」と嬉しそうな様子。まだライブは始まったばかりだったが、この3曲で会場は十二分に温まる。岡咲の歌声が作り上げる、幸せなライブの時間が始まった。
本ライブ最初のMCでは、「ようこそ! えへへっ!」と楽しそうに一言。その後は、青を基調にイメージカラーの黄色を取り入れたマリン衣装についても触れる。たくさんの「回って~」コールを聞いて、満足気な岡咲の姿がそこにはあった。
MCが終わったあとのナンバーは、1stライブでも歌唱した2曲をチョイス。扇子を持ってパフォーマンスした「アンビリバボーアンセム」では、前回のライブ以上に大歓声のコール&レスポンスで、ファンと岡咲の心がさらにひとつとなる。ドラムのリズムとベースの重低音が骨身に染みる「バブルス」では、Ya!の掛け声が会場中にこだました。
美保のこと支え隊メンバー(バンドメンバー)の紹介を終え、今度は2ndアルバム『DREAMING』に収録されている様々な恋愛曲を届ける。まずは、メロディや節を付けるような歌い方がクセになる「結ぶ因果率」を披露。爽やかさと疾走感が溢れる「片想いのサイン」を歌う岡咲の姿は、まるで青春を謳歌する少女のようだった。その後の「Maybeヒロイン」は、ピンクをはじめとする照明に照らされながら、キュートに歌いあげた。
合間のMCでライブが中盤であることを告げると、会場は“早すぎる!”という想いが込められた「えー!」の声が。それに対して岡咲は「ちょっと、ちょっと~!」と答えつつも、嬉しそうな表情を浮かべていた。
ライブ中盤の開幕曲に選ばれた「ココロトラベル」では、青系統のペンライトが会場を彩り、「カレイドスコープ」では、各々が曲にふさわしいと思って掲げたペンライトのカラーが美しい景色を作り上げる。一方の自身が作詞した「あと、ちょっと」では、イメージカラーの黄色の光が咲き誇った。1stライブでも披露したこの3曲の歌唱は、安定感が抜群。彼女の歌唱力の高さを改めて感じられるパートとなった。
バンドメンバーの演奏が会場を盛り上げたあとは、純白の衣装に包んだ岡咲がセンターステージから登場。その衣装とは相反しているとも感じるダークなナンバー「マボロシマジック」をライブで初めて歌い上げた。同じくダークさを感じる一曲「ミラー」では、“じれったいね”などをあえて印象に残るように歌う。そして「夜ふかしダンス」では彼女の表現力が爆発。低音も高音も丁寧に歌い上げ、会場を楽曲の世界観に引きずり込んだ。
MCでは、白いドレス風の衣装に着替えたことを改めて報告。“アーティスティックな感じで”などと自ら触れるスタイルで、会場を沸かせた。ライブも後半戦に突入し、「まだまだ盛り上がれますか!」と煽ったあとは、「琥珀の心音」の壮大さを歌声で表現。さらに、「Starting Bell」では腕を振り上げながら、魂を込めて熱唱した。
続くバラードコーナーでは、会場の空気が一変。まずは「フリージア」を初めての挑戦となるアコースティックバージョンで届けた。本曲では歌い終わりの響きが美しく、会場の全員が耳を傾ける。終盤で演奏が一度止まり、静寂に包まれたのち息をたっぷり吸って発された岡咲の声には、思わず鳥肌が立った。自身がユズハ役を演じたTVアニメ『THE NEW GATE』のEDテーマ「カナタボシ」では、星空がステージ上で輝く。高音部分も無理なく歌い上げる彼女を星々が照らした。
本編を締めくくったのは、2ndアルバムのリード曲「スターフラワー」。曲前のMCでは、岡咲が「私に綺麗な雪景色を見せて欲しい」とリクエストする。それに応えたファンの方々が、次々とペンライトの光を白に変えて、真夏の日本に雪景色を描いた。歌唱がはじまり空を見つめたあと、岡咲はクラップを始める。会場もそれに呼応。随所に盛り込まれたシンガロングでは、岡咲がファンの歓声を浴び、それに応える形で歌が昇華されていった。これぞまさに、“ライブで完成する曲”。これからの進化も期待できる一曲を歌い上げ、岡咲はステージを後にした。
鳴り響く「おみほ」コールに応えて登場したのは、バルーンの動物をお供に携えた岡咲……改め、みほ太郎。岡山県出身の彼女らしく、「ワラウカドニハ!」を歌唱しながら、サイン入りきびだんご(ボール)を客席に投げてプレゼントした。続く「ペタルズ」では、カメラでの撮影がOKの“ハッピーメモリータイム”が設けられる。ライブTシャツ姿になった彼女を写真におさめて、それぞれが今日の思い出を自身のスマートフォンにも残した。
MCでは、目標である“武道館”への夢をファンの方々と改めて宣言する。続く告知パートでは、2024年11月22日に1stフォトブック『おかさきみほん!〜Precious Days(プレシャスデイズ)〜』が発売することを発表。さらに、アーティストデビュー記念日の9月15日に本ライブの模様がU-NEXTで独占配信されること、11月1日から秋葉原・cafe&bar MENUにてコラボカフェの開催が決定したことにも触れた。
告知が終わったあとは、いよいよライブも終演の時間。ラストナンバー「インフィニット」を最後まで笑顔を絶やすことなく届けて、幸せなライブの時間は幕を閉じた。
デビュー当時から高い歌唱力で話題となった彼女。今回のライブでは、その歌唱力に加えて表現力に磨きがかかり、集まったファンたちに幸せを届けていた。1stライブでも2ndライブでも口にした夢は、決してすぐに叶うものではないが、一歩、二歩と近づいたことは、間違いない。
Miho Okasaki 2nd LIVE 2024 ~ハッピーメモリー~ supported by animelo
日程:2024年8月10日(月)
会場:文京シビックホール 大ホール
M1.ハピメモ
M2.ハピネス
M3.MY SPIRAL
M4.アンビリバボーアンセム
M5.バブルス
M6.結ぶ因果率
M7.片想いのサイン
M8.Maybeヒロイン
M9. ココロトラベル
M10.カレイドスコープ
M11.あと、ちょっと
M12.マボロシマジック
M13.ミラー
M14.夜ふかしダンス
M15.琥珀の心音
M16.Starting Bell
M17. フリージア
M18.カナタボシ
M19.スターフラワー
M20.ワラウカドニハ!
M21.ペタルズ
M22.インフィニット
セットリストプレイリスト:https://okasakimiho.lnk.to/2nd-live-playlist
Photo by:斉藤明・高須力
Information
岡咲美保 1stフォトブック「おかさきみほん!〜Precious Days〜」
11/22(金)に発売決定!
声優グランプリに連載されていた「おかさきみほん!」全37回をオールアザーカットで収録するほか、
フォトブックのための特別インタビューも収録!
連載「おかさきみほん!」をテーマにしたオリジナル楽曲の制作も決定!
豪華版にはオリジナル楽曲と撮り下ろしメイキング映像を収録したMカード付き!
商品詳細:https://okasakimiho.com/news/20240810_04.html
Miho Okasaki 2nd LIVE 2024 ~ハッピーメモリー~ supported by animeloライブ配信
配信:U-NEXT
ライブ配信:2024年9月15日(日)20:00~ライブ終了まで
見逃し配信:配信準備完了次第~2024年9月29日(日)23:59まで
配信詳細:https://t.unext.jp/r/okasakimiho
コラボカフェ開催
岡咲美保考案のコラボドリンクやフード、グッズなどが登場予定!詳細は後日お知らせいたします。
場所:秋葉原・cafe&bar MENU
期間:11月1日(金)〜12月1日(日)
岡咲美保 4th Single「ハピメモ」発売中
buy:https://okasakimiho.lnk.to/4th_Single
listen:https://okasakimiho.lnk.to/Hapimemo