現地8月10日、パリ五輪女子サッカー決勝が行なわれ、アメリカがブラジルを1ー0で下して3大会ぶり5回目の金メダルに輝いた。
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前半は、勢いを持って前に出るブラジルが主導権を握り、開始早々の2分には左ウイングのルジミラがオープニングシュートを放った。14分にもルジミラが相手DFラインの裏で受けてDFひとりを抜き去ってシュート。豪快に蹴り込んでネットを揺らしたが、裏に抜けたプレーがオフサイドでゴールは取り消しとなった。
一方のアメリカは26分、左ウイングに入ったFWマロリー・スワンソンが相手DFを置き去りにして独走。シュートまでもっていったが、相手GKに止められた。
押し気味に試合を進めたブラジルだったが、先制したのはアメリカだった。57分、中盤でのブラジルのパスミスを拾った10番リンジー・ホランがスルーパス。裏に抜け出したスワンソンが丁寧に流し込んだ。
追いつきたいブラジルは89分、途中出場の“女王”10番マルタがFKでゴールを直接狙うも枠の上。90+4分にはMFアドリアーナが後方からの浮き球のパスを頭で合わせるも、GKに防がれた。
10分以上のアディショナルタイムでもスコアは動かず、アメリカが1ー0でブラジルに勝利。1996年のアトランタ大会から始まった女子サッカー8大会中、5回目の金メダルに輝いた。悲願の初優勝を狙った一方のブラジルは、決勝に進んだ04年のアテネ大会、08年の北京大会に続き、またしてもアメリカに敗れて銀メダルとなった。
アメリカは24年5月に、前チェルシー女子監督だったエマ・ヘイズを招聘。ロングボール主体の戦術から、つなぐパスサッカーにシフトチェンジすると、監督交代後は10戦負けなし。パリ五輪はグループステージから6戦全勝で頂点まで上り詰めた。
女子サッカーの大一番を観戦したファンは、「スワンソン、すごかったな」「思った以上に面白い決勝だった」「ヘイズ監督、チェルシーで優勝して代表でも優勝した」「観戦していたトム・クルーズも喜んでた」「見事な試合だった」「ブラジルは前半、押し込んでいたのに」「トム・クルーズ映りすぎ」などと、思いのたけをSNSに記していた。
構成●THE DIGEST編集部
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