早くも次なる野望を明かした。
現地8月10日、パリ五輪は陸上の女子やり投げ決勝が行なわれ、北口榛花が今季シーズンベストとなる65メートル80を叩き出し、日本女子史上初のトラック・フィールド種目の金メダリストとなった。昨年の世界選手権で初戴冠を果たし、ついにオリンピックの舞台でも頂点に立った。
【画像】1投目に今季自己ベスト!日本女子初の五輪金メダル!やり投げ北口榛花を特集!
競技開始後、会場が騒然とするビッグスローが飛び出した。自らをスロースターターと称す北口はこの日、いきなり1投目から65メートル80をマーク。トップに立ち、ライバルたちに早くもプレッシャーをかけた。
その後は競技の合間にカステラを食べながらエネルギーを補充。迎えた5投目は64メートル73をマークして、さらなる記録更新に期待がかかった。最終6投目前に北口の1投目の記録を上回る選手は現れず、金メダルが確定。最後はファウルになったが、それでも北口の目からは嬉し涙が頬を伝い、勝者だけが鳴らすことが許される鐘を笑顔で乱打した。
日本陸上界にとっては2004年アテネ五輪の室伏広治(男子ハンマー投げ)、野口みずき(女子マラソン)以来、20年ぶりの快挙を飾った北口は試合後のインタビューで「夢の中では70メートル投げられていたので、ちょっと悔しい部分があります。選手村に入ってから、毎日夢で70メートルを投げてました」と驚きの事実を明かした。
五輪女王に輝いても満足はできないとし、「また頑張って現実にできるようにしたいと思います。大事な試合で勝ち続けることは簡単じゃないので、それを続けられるようにしたいですし、今日出なかった記録も、夢の中で終わっちゃったものも、次は叶えられるようにまた頑張りたいです」と北口スマイルを交えながら、さらなる進化を誓った。
構成●THE DIGEST編集部
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