最新ドライバーは「曲がらない」!アマが選ぶ1番飛んだモデルって?

「曲がらない」&「多様化」がドライバー選びを楽しくする

最近の新ドライバーの特徴は、とにかく曲がりにくくなったこと。これまでドライバーの進化は飛距離への挑戦でしたが、新作は曲がり幅が少なくなったモデルが増えたことが印象的です。


上下左右のミスヒットに強くなった
「センターから少しズレるレベルではなく、ボール1個半ズレたときでもボールスピードが落ちなくなって曲がり幅が少なくなりました」

ただし、曲がらないにもふたつのタイプがあります。ひとつは「G430 MAX 10K」や「Qi10 MAX」のように慣性モーメントを大きくして、ミスヒットしてもヘッドをブレにくくしたタイプ。もうひとつはキャロウェイの「Ai SMOKE」のようにAIが開発したフェースの効果で、ボールの方向性を補正してくれるタイプ。曲がり幅を抑えるアプローチが違っているところが興味深いです。


高反発系やヘッド体積500ccも登場
「高反発モデルはボールスピードが1から1.5m/秒くらいは速くなるので、5ヤード以上は飛距離が伸びると思います」

ここ数年のドライバーはどのメーカーも“飛んで曲がらない”を追求していましたが、今年はドライバーが多様化していますね。プロギアからはルール不適合の500㏄の高反発ヘッドが発売されたり、つるやゴルフからもヘッドだけでなくシャフトもルール不適合のモデルが登場しました。競技では使えないとしても、一般ゴルファーにとっては選択肢が増えるのでドライバー選びが楽しくなるはず。

もうひとつのトレンドは、軽量モデルの完成度が高くなったこと。「Ai SMOKE MAX FAST」や「G430 MAX 10K HL」などはシニアゴルファーだけでなく、40代のアベレージゴルファーでも十分に使えるドライバーです。

いかがでしたか? この記事を参考にお気に入りのドライバーを見つけましょう!

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

ベテラン編集者M

●ドライバーのHS40前後、平均スコア85。ゴルフも編集者歴もベテランの域で「ドライバーは飛距離じゃない!」というが、それも強がりになってきた50歳。

シニア代表・氏家英助さん

●ドライバーのHS30後半、平均スコア90台。同年代の仲間とゴルフ同好会を結成し、月4~6でラウンドを楽しむ80歳。メンバーに負けない飛距離がほしい!

ゴルフライターN

●ドライバーのHS42前後、平均スコア90前後と、世の一般男性ゴルファーに多いタイプ。ギアの知識はかなり豊富で、あらゆるゴルフメディアで執筆中。

構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール