鹿島アントラーズは8月11日、J1第26節でジュビロ磐田と敵地エコパスタジアムで対戦。鈴木優磨のPK弾で先制したものの、後半に2失点し、1-2で逆転負けした。
主導権を握った鹿島が相手陣内でのプレー時間を増やすと、38分に師岡柊生が相手ペナルティエリア内で倒されPKを獲得。キッカーの鈴木がゴールど真ん中に蹴り込み、先制に成功した。
1点リードして迎えたハーフタイムに鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は、「リードしているが、0-0だと思って後半をスタートしよう。我々がやっちゃいけないのは、相手を生き返らせること」と警戒していたが、磐田の選手交代によってその危惧が現実のものとなった。
いずれも交代出場の磐田の3選手にしてやられてしまった。77分にはジョルディ・クルークスのクロスを山田大記に叩き込まれ、89分には古川陽介に逆転弾を決められた。
ポポヴィッチ監督は、「勝つために何をしなければいけないのかをしっかり考え、集中力を切らさなければ、ああいった場面は間違いなく起こらない」と失点シーンを悔やみ、「勝利への執着心が今日はジュビロのほうが上回っていた」と相手を称えた。
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同日に首位のFC町田ゼルビアが湘南ベルマーレに0-1で敗れ、3ポイント差で追う鹿島は勝点で並ぶチャンスだった。
指揮官は、「静岡まで駆けつけてくれたサポーターには結果で応えられず、残念に思う。次の試合で結果を求めて、勝点3を取れるように全員でやっていきたい」と次戦への切り替えを呼び掛けた。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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