[J1第26節]横浜 1-2 神戸/8月11日/日産スタジアム
横浜F・マリノスは8月11日、J1第26節でヴィッセル神戸とホームで対戦し、1-2で敗れた。
横浜は42分にエドゥアルドのゴールで先制するも、45+3分と65分に失点。逆転負けという悔しい一戦となったが、一方で喜ばしいトピックスもある。プロ20年目を迎えたGK飯倉大樹が、神戸戦でJ1通算300試合を達成したのだ。
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横浜アカデミー出身の飯倉は、トップ昇格した2005年は出場機会を得られず、その翌年には当時JFLだったロッソ熊本(現・ロアッソ熊本)にレンタル移籍して経験を積んだ。
2007年に横浜に復帰すると、10月20日の第29節・清水エスパルス戦でJ1デビュー。以降は多くの試合でゴールを守り、2019年夏からの3シーズン半を過ごした神戸でもコンスタントに起用された。
再び横浜に復帰した2023年シーズンからは、ベンチを温める試合も少なくなかったが、古巣対戦となった今節で大台に到達した。
試合後、飯倉に感想を訊くと「20年をかけて300試合って、少ないのか多いのかよく分からないけど」としつつ、率直な想いを明かしてくれた。
「自分が若い頃は、プロサッカー選手としてそこまでやれると思ってなかったから、古巣の神戸とマリノスのユニホームを着て300試合を迎えられたことは、感謝しかない。20年前の自分に『お前300試合やるぞ』って言ってやりたいし、マリノスも神戸も僕がいなくなってから優勝(横浜は2022年、神戸は2023年)しているんだけど、その優勝クラブでプレーできていることに誇りを感じている」
続けて記者から「次は400試合?」と問われると、笑いながら「無理です!」と即答していたが、神戸戦では好セーブでピンチを救ったり、最終ラインからのビルドアップでは足もとの技術の高さを披露するなど、まだまだやれる姿を示していた。
38歳のベテランGKがこれからどんなプレーでスタジアムを沸かしてくれるか。今後の活躍が楽しみだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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