“オイルマネー”になびかなかった久保建英にファンも安堵したようだ。スペイン紙『as』が伝えている。
同紙は「タケ・クボはレアル・ソシエダを離れることを望んでいない」と書き出し、リバプール移籍が取り沙汰されるなど今夏のマーケットでも注目銘柄となった23歳レフティの決断を次のように記す。
「フランスメディア『フランス・フットボール』のインタビューで、クボはサウジサッカーから目もくらむようなオファーを受けたことを認めた。提示されたのは1億6000万円ユーロ(272億円)で4年契約。自分と愛する人の経済状況が一生解決されると考えている選手にとって、この経済的な提案は拒否するのが難しいように思えた。
しかしそれは、夢の大会であるチャンピオンズリーグに出場できないことで、国際レベル、特にヨーロッパでのサッカーの最高の時期を諦めることを意味した。この決断は難しいものの一つだったが、クボは『興味はない。子どもの頃から、私にとって最も重要なことは、ベストの相手と、ベストの仲間とプレーすることだ』と語った」
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記事では、「日本人はオイルマネーに誘惑されなかった。自分のニーズを満たす別の提案を受け取るまで、クボはチュリ・ウルディン(ソシエダの愛称)を着続けるだろう」と展望。ファンにとっても「非常に満足のいくものだ」とし、こう続ける。
「素晴らしい成績を残す3選手を失う可能性がある夏に、攻撃面で最も有望な選手がサン・セバスティアンのクラブでキャリアを継続しようとする姿を目の当たりにできた。彼の決断は、まだ将来を再考しているスビメンディとミケル・メリーノのケースに関して前例となる可能性さえある」
久保がソシエダで3季目を迎えるシーズンは間もなく幕を開ける。8月18日、ソシエダは開幕戦でラージョ・バジェカーノとホームで相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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