未婚でママの道を選んだ弁護士・島田さくらさんに聞く、仕事と育児に大切な「割り切り術」

結婚して家族3人に。思春期に突入した息子さんは……

「ちょっと落ち着いてきた」と感じたのはいつ頃ですか?

息子が小学2年生になった頃ですかね。小学1年生までは、本当にドタバタしていました。週末もひとりでは過ごせないので一緒に遊んだりしていたんですけど、2年生になるとひとりで友だちの家に行ったり、友だちをうちに呼んで遊ぶようになりました。

島田さん自身、2020年にご結婚されたんですよね。家族3人で暮らすようになり、生活に変化はありましたか?

息子が小学3年生のときに、今の夫と結婚しました。夫は皿洗い担当で、息子は風呂掃除と洗濯物畳みをしてくれます。でもこれは小学生になる前からやってもらってますね。とにかく、息子もできるようになってもらわないことには、永遠に私がやるしかないなと思ったので。

そんな息子さんも、今はもう中学生なんですね。

最近は「今日何したの?」と聞いたら「いろいろ」。「誰と遊ぶの?」と聞いても「友だち……」。小学校高学年の頃、前日の夜になって急にポツリと「明日、お弁当いるんだけど」って言われて「えぇっ!?」って慌てることもありました。そのときは冷蔵庫にあるものを詰めるしかなくて、ごはんと卵とウィンナーでお弁当を作りましたよ。そんな感じでもともと口数は少ないタイプなんですけど、思春期の中学生男子となると、だいたいそんな感じみたいです(笑)。

ご自身の経験談を、赤裸々に語ってくださった島田さん。大変だった時期のエピソードも、その大変さを吹き飛ばすようなユニークな語り口でお話しいただき、笑い声の絶えないひとときとなりました。後編では、島田さんが今ハマっている趣味や、息子さんとの心温まるエピソードを紹介します。お見逃しなく!

弁護士法人AdIre法律事務所 島田さくら

熊本県出身。中央大学法学部、大阪大学大学院高等司法研究科卒業。弁護士(東京弁護士会所属)、2級知的財産管理技能士、2級FP技能士、宅地建物取引士(有資格)、JADP認定 夫婦カウンセラー。現在、『情報ライブ ミヤネ屋』や『朝生ワイド す・またん!』などにコメンテーターとして出演中。

写真/anna 文/中野純子