マグミクスでは「『ドラクエ』3、4のファミコン世代には違和感? リメイク版で追加されたまさかの『無双装備』」と題した記事を配信したところ、歴代プレイヤーから多くの反響がありました。コメント欄では「リメイク版で覚えた違和感」への経験談のほか、11月に発売予定のHD-2D版『ドラクエ3』に関する意見が多く寄せられています。



Nintendo Switch用ソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(スクウェア・エニックス)

【画像】え、リメイクでの”刺激”どうなるの? コチラが少年たちをドキドキさせた装備です(4枚)

HD-2D版『ドラクエ3』は楽しみ? お腹いっぱい?

 マグミクスでは「『ドラクエ』3、4のファミコン世代には違和感? リメイク版で追加されたまさかの『無双装備』」と題した記事を配信したところ、歴代ナンバリングタイトルのプレイヤーから多くの反響がありました。コメント欄では、「リメイク版で覚えた違和感」に関する経験談が多く寄せられています。

 例えば「アイテムを持ち歩くことができる『ふくろ』の登場で難易度が大幅に下がった」「ファミコン世代からすればセーブデータが消えないだけで十分」といった意見です。ほかには、「オリジナル世代からすると、リメイク版は難易度が低すぎる」という声も見られました。

「ドラゴンクエスト」シリーズは最新作である『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』(発売時期未定)のほか、ファミコン世代にとっては伝説の作品である『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のHD-2Dリメイク版の発売(2024年11月14日)が決定しています。先述の記事のコメント欄では、HD-2Dリメイク版に言及する声も多く見られました。待望の先行プレイ動画の発表で、界隈が湧き立つなか、オリジナル版を愛する世代からは厳しい意見がいくつもあがっています。

 例えば「売上面」での意見です。過去のゲームのリメイクとなれば、若い世代のライト層のほか、歴の長いファンも販売のターゲットになります。オリジナル版の出した功績の壁は高いです。「ファミコン世代の需要を100%満たすゲーム開発って難しそう」「圧倒的にライト層が多いだろうから、それを商業的な成功に結び付けられるかどうかが腕の見せどころ」と、数字を気にする声が集まっていました。

 リメイク版となると、オリジナル版からのある程度の改変は避けられません。先行プレイ動画のなかではフィールドに出現する「キラキラと光る箇所」から「スタミナのたね」を入手する場面があります。ドーピングアイテムの「たね」といえば、オリジナル世代からすれば、ダンジョンの宝箱やモンスターのドロップから狙うものであり、入手難易度の高いアイテムでした。

 やはりファミコン世代からすると、「あれだけ苦労して手に入れた種がフィールドに落ちてるの?」といった驚きを隠せない声が多いようでした。

 また厳しい意見として、「リメイクはもうお腹いっぱい」という声も見られました。「ドラクエ」シリーズは過去作のリメイクや外伝作品の新作が合間にいくつか出ているものの、正式なナンバリング作品は、2017年の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が最後となっており、かれこれ7年の空白期間が経っています。「リメイクはうれしいけれど、新作のほうに集中してほしい」というファンも少なからずいるようです。

 HD-2D版『ドラクエ3』では、難易度が調整できる機能が追加され、物足りなさを感じる、かつてのプレイヤーにも適した仕様となっています。また、勇者の父「オルテガ」の新ビジュアルが描き下ろされ、彼の旅が深堀りされるなどの新情報も発表され、ファンを沸かせています。ほかにも往年のファンが「おっ!」と、そそられる要素が用意されているかもしれません。今後も、新たな追加情報の発表を待ちましょう。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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