看板であるMVPコンビが躍動した。
現地8月12日、ロサンゼルス・ドジャースはミルウォーキー・ブルワーズと対戦し、「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は5回に3試合ぶりとなる36号2ランホームランを放ち、7回には今季33個目となる盗塁に成功。3打数1安打2打点の活躍で、チームの4連勝に大きく貢献した。
大谷は初回の第1打席は中直。3回の第2打席は、1死三塁で得点圏の場面だったが二ゴロに倒れた。しかし直後に、左手首骨折から「2番・右翼」でスタメンに復帰したばかりのムーキー・ベッツが左翼スタンドに11号2ランを叩き込み、ドジャースが先制。復帰即一発にベンチは大盛り上がりだった。
そして5回には、大谷も続く。無死一塁での第3打席、大谷は先発フレディ・ペラルタが投じた外角寄りの直球を左中間スタンドに豪快に弾き返す2ランホームラン。これでナ・リーグ本塁打王争いで単独トップに浮上した。相手右腕は打球を見送ると、両膝がガクッと折れ、落胆の色を隠せなかった。
4点のリードをもらったドジャース先発左腕のクレイトン・カーショウは6回途中まで83球を投げ3安打6奪三振1失点と好投。勝利投手の権利を得て、リリーフ陣に後を託した。
大谷は7回の第4打席は執拗なアウトコース攻めで、ボールを見極めて四球。続く2番ベッツの2球目には、二盗に成功。今季の盗塁数を「33」に積み上げた。ベッツは7球目まで粘るとアウトコースのカットボールをライト前に運び、二塁から大谷が一気にホームへ生還。ドジャースが誇るMVPコンビが、貴重な追加点を加えた。
3点リードのまま、ドジャースは9回をダニエル・ハドソンが3人で片づけゲームセット。5対2で勝利を挙げた。
昨秋に左肩を手術した先発カーショウは昨年9月23日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦以来、約11か月ぶりの白星。試合復帰のベッツは4打数2安打、1本塁打を含む3打点の大暴れで投打がガッチリ噛み合う快勝だった。
構成●THE DIGEST編集部
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