レアル・ソシエダの久保建英が、フランスの老舗誌『FRANCE FOOTBALL』のインタビューの中で、レアル・マドリー時代を回想した。スペイン紙『AS』が伝えている。
久保は海外移籍が可能となる18歳になった直後の2019年6月に、世界的なビッグクラブであるレアル・マドリーと契約を結んだ。
「僕は日本でチームメイトとプレーしていたのに、突然、世界最高のクラブでトレーニングすることになった。全くの別世界だった」
そう切り出したレフティは、当時をこう振り返っている。
「ボールを保持するトレーニングの度に、ボールを失わないように、とてもストレスを感じていた。自分の価値を証明しなければならなかったし、このプレッシャーは僕にとってプラスだった」
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結局、マドリーと契約していた3年間は、1年目がマジョルカ、2年目がビジャレアルとヘタフェ、3年目が再びマジョルカにレンタルされ、白いユニホームを着て公式戦に出場する機会はなかった。
「(3枠しかない)EU外の選手という立場で、マドリーは僕をチームに入れられえず、ローン移籍をした。ローン移籍は難しい。クラブを責めるつもりはない。実際、すべては僕次第だったからだ」
23歳の日本代表MFは「結局、それが後になって僕を助けてくれた。マジョルカでのプレーは楽しかった。その後、例えばヘタフェでは、パスラインを遮断して守備することを学んだ」と振り返っている。
22年の夏にマドリーからソシエダへ完全移籍をした久保。ラ・レアルでのブレイクは、そのレンタル時代の経験が肥やしになっているのはいうまでもないだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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