パリ五輪経由A代表行きを実現させるのは誰か。識者の河治良幸氏は即戦力候補(藤田譲瑠チマ、細谷真大、大畑歩夢、小久保玲央ブライアン)の他に、ポテンシャル枠として数人の選手を挙げた。
「一番面白いのは、(右サイドバックの)関根大輝選手(柏レイソル)。サイズ(身長は187センチ)とテクニックがあって、その武器を大胆に出せます。どんな相手と対峙しても、物怖じせず向かっていく。とにかく前向きですよね。A代表でやっていくには臨機応変に対応する術を磨かないといけません」
現在、日本代表の右サイドバックには菅原由勢(サウサンプトン)、毎熊晟矢(AZ)、橋岡大樹(ルートン)が即戦力としている。比較的選手層は厚く、この3人はいずれも東京五輪世代。彼らもまだ伸びしろがあるなかで、関根がA代表に食い込むには「成長角度が必要」(河治氏)となる。
「関根選手とも話しましたが、成長したね、では彼ら3人を抜けません。急成長したね、じゃないと。関根選手もそこを意識してプレーすると言っていたので、楽しみです」
ポテンシャル枠の2人目は川崎フロンターレのCB高井幸大だ。
「スケール感があって、対人の守備の上手さ、ビルドアップ能力も光ります。U-20ワールドカップ当時はツッコミどころしかありませんでしたが、そこから大岩ジャパン、川崎で揉まれて大きくなっていきました。パリ五輪でオーバーエイジが呼ばれていたとしても、おそらく高井選手は起用されていたと思います」
河治氏は「彼ならではの武器がある」という。
「まず、ボールをキープしながら持ち上がれる。ここが木村誠二選手、西尾隆矢選手、鈴木海音選手より上回っていて、効果的な縦パスを躊躇なく入れることができます。身体のサイズ(身長は192センチ)に実が入り始めていて、それはパフォーマンスを見ても感じます」
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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