「かなり異例」30代で海外初挑戦→中東経由で欧州移籍…谷口彰悟が抱く高揚感と責任感。この次は?「狙ってるっちゃ狙ってるので」

 日本代表DF 谷口彰悟が8月14日、パリ五輪で活躍したGK小久保玲央ブライアンと共に、ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)の入団会見に出席した。

 現在33歳の谷口は、プロ入りから川崎フロンターレ一筋でプレーしていたなか、カタール・ワールドカップ後の2022年12月にカタール1部アル・ラーヤンに移籍。31歳で初めて海外挑戦を果たすと、今夏に欧州に活躍の場を移した。

 谷口は「なかなか前例のない、あまり聞かないキャリアの歩み方をしていると自分自身もよく理解している」ようだ。

「レベルの高いところ、自分が成長できる場所、面白いなって思える場所でサッカーをしたいと常に思っていましたし、ヨーロッパで戦いたい思いは常に持っていたので、今回チャンスをもらえてすごくありがたいです。この年でも初めてヨーロッパでチャレンジってところはワクワクしています。それを結果で示したいというか、結果で恩返ししたい思いも持っているので、まだまだギラギラしてやっていきたい思いは強いです」
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 後輩たちの選択肢を増やすためにも、責任感は非常に強い。

「僕がベルギーに移籍してきて『全然ダメじゃん』ってなったら、多分『ほら見たことかって』なると思うので。そこは自分自身もプレッシャーをかけながらというか、力があればこの年でもヨーロッパでもしっかり戦えると示していかないといけないと感じています。そういったことができれば『日本人戦えるじゃん』って評価にも繋がってくると思うので。

 そこまで大きくは背負ってはないですけど、多少はそういうところも担っているって思いはもちろん持っています。色んなキャリアの進み方があるなかで、かなり異例ではあると思いますけど、力があればできるところを示せるようなパフォーマンスを発揮したいです」

 夢は大きく――。飽くなき向上心を持つ谷口は、「チームの成績を少しでも上げたい気持ちは常に持っていますし、そこが一番なのは間違いないです」と伝えた後、「まだまだ僕もステップアップ狙ってるっちゃ狙ってるので、そこは頑張ってます。ギラギラしていきます」と笑みを浮かべた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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