「早く実現したい」パリ五輪で大活躍!23歳GKの目標は明確。夢の実現へ守備崩壊のSTVVを救えるか「彰悟君と力を合わせて」

 小久保玲央ブライアンが8月14日、谷口彰悟と共にベルギー1部シント=トロイデン(STVV)の入団会見に出席した。

 パリ五輪での大活躍が記憶に新しい現在23歳の守護神は、2019年1月にポルトガルの名門ベンフィカの門を叩き、華々しく海外キャリアをスタート。ただ、ハイレベルなGK陣の壁は分厚く、トップチームでのプレー機会は訪れなかったものの、世界最高峰の舞台チャンピオンズリーグでのベンチ入りを経験した。

 心機一転、新天地で目ざすのは定位置確保、そしてA代表入りだ。

「五輪の前からずっとA代表を目ざしてきたので、しっかりこのクラブで活躍して、9月や10月のA代表の活動に選ばれていけたらいいなと強く思っています。ベンフィカにいた時や今も練習している時に、そこはずっと自分が目ざしてきたところなので、早く実現したいです」
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 10歳の上の谷口は、同じタイミングで加入した同期であり、A代表入りを狙う上で手本とすべき存在だ。「彰悟君は本当に人として尊敬しているので、本当にかっこいいなってずっと思っています。早く一緒にプレーしたい」と思いを明かした小久保は、今年4月のU-23アジアカップの際の出来事についても語った。

「彰悟君はアジアカップの時に挨拶に来てくれて、エールやすごい良いスピーチをしてくれました。まだ自分も来て間もなくて、なかなか彰悟君とは練習だったり、タッグを組むことが少ないですけど、これからしっかり彰悟君を後ろから見て、自分も支えていけたらいいなと思っています。

 自分もしっかりA代表に呼ばれて、彰悟君と一緒に行きたい気持ちはやっぱありますし、これから1年間通して、彰悟君からしっかり学んでいきたいと思っています」

 STVVは開幕3連敗。しかも計11失点と守備の立て直しが急務だ。救世主として期待される小久保は「守備陣がゼロで抑えられたら負けることはない。90分あるうち、やっぱりシュートは飛んでくるなかで、1点でも多く自分が防げたり、彰悟君としっかり力を合わせて1点でも多く守るところを意識していきたい」と意気込みを示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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