U-NEXT presents プレミアリーグ Kickoff Partyが8月15日に開催された。タレントのハリー杉山さんがMCを務め、元日本代表でそれぞれサウサンプトン、アーセナルでプレー経験のある李忠成氏と岩渕真奈氏、スケートボーダーとして五輪連覇を果たした堀米雄斗がゲストとして参加した。
サッカー好きで普段はアメリカで活動している堀米は、首から金メダルをかけて“凱旋”。自身はロンドン五輪で銀メダルを手にした岩渕氏は、光り輝くパリ五輪の勲章を持たせてもらうと「わー!すごい!重たいです、本当に。私もオリンピックを経験しましたけど、4年に1度のすごい舞台、ほぼ一発勝負じゃないですか。1番を獲る全ての重みを今感じました」と興奮気味に伝えた。
また、本田圭佑らと共に北京五輪を戦い、悔しいグループステージ3戦全敗で終わった李氏は、「僕も北京オリンピックの時、メダル目ざして頑張ってたんですが、ナイジェリアにボコボコにされて。すごい強かったですね。そのナイジェリアをメッシ率いるアルゼンチンがボコボコにしてたという。すごい思い出があります」と振り返った。
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オープニング後は、テーマを設けてのトークセッションを実施。世界最高峰のプレミアリーグへ熱い思いを持つ3人が、それぞれ次のように語った。
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【プレミアリーグの魅力】
李氏:観客
「プレミアリーグを作っているのはサポーターです。これは間違いないですね。つまらない試合をしていると、味方のサポーターですらブーイングをします。面白い試合をしていると味方、敵関係なくみんな拍手ですね。その文化を作るのは間違いなくサポーターです。
やはり、サポーターがサッカーを作っているので、ゴールtoゴールのスピードが早いですよね。ちまちまパスを回しているとサポーターが怒りだします。それは今まで多々見てきました。なので、僕は観客と書きました」
岩渕氏:攻撃的なサッカー
「ちまちま回してたらって話もありましたけど、どこのチームも本当に、ゴールに向かうスピードは他のリーグにはない魅力というか。スペインだったらボールをちゃんとポゼッションしてとかがあるなかで、ゴールに向かうスピードはちょっと感じが違う印象を持っています。
攻撃的なサッカーって書いたんですけど、守備においてもすごく攻撃的というか、前から行ったりとか、ボールを奪いに行く攻撃的な守備をする選手も多い印象があるので、私は攻撃的なサッカーとさせてもらいました」
――ファウルを取られなくないですか?(ハリーさん)
「そうですね。審判にもよりますけど。激しいですよね」(岩渕氏)
「日本だと普通のファウルになるものがあっちはファウルじゃないんですよ。すごいバチバチ、迫力ある試合展開になりますよね」(李氏)
「私、ラグビーを見て、最初にぶつかる音に気付いて、サッカーにもあるのかなと思ったんですけど、プレミアを見に行ったら、やっぱりサポーターの熱がすごくて、あんまり聞こえないです。だけど、私たちの女子サッカーですら、そのバチバチの音はあるので、あんな筋肉マンたちが、ピッチですごい音鳴らしてるんだろうなとは思います」(岩渕氏)
堀米:どのスポーツでも世界最高級リーグ
「僕はどのスポーツでも世界最高級リーグだと思います。見ている人の数や金額もすごいなと。そういった部分でもプレミアリーグはすごいと思ったし、スケートボードをやってて、やっぱそこら辺の規模が全然違う。歴史的にも長いし、本当にすごいと思います」
――サッカーはスケーターたちの中でどういった存在なんですか?(ハリーさん)
「僕たちスケーターなんですけど、色んなスポーツをするのも好きで、サッカーやバスケとか。あっち(アメリカ)でもサッカーも見に行ったりするし、バスケとかも見に行ったりするので、スケートボード前にウォームアップとかでサッカーで遊んだりとか結構するんですよね。めちゃめちゃ本格的にやるとかではないけど、ライフスタイルとして、遊びとしてやって楽しんでいる感じです」
――スケーターたちと一緒にリフティングもやったり?(ハリーさん)
「そうです。リフティングちょっと上手くなりました。20回ぐらいは(笑)」
【期待しているクラブ、選手】
李氏:サウサンプトン/菅原由勢
「それはそうでしょ!サウサンプトンですよ。我らがサウサンプトンですね。タイタニックが出港した、そして僕も所属していたチームなので。僕の後に吉田麻也、南野拓実、そして菅原由勢が入ってきたので。もう推さないことはないですよね。もう推し活です。推します、僕は」
――李さんが加入したタイミングで、2部から1部に上がったじゃないですか。そして今シーズン、2部から1部に上がる。アダム・ララーナ選手も入ってきたりとか。菅原選手のチームでの立ち位置って、どういったところを期待していますか?(ハリーさん)
「まずは、ララーナは一緒にプレーをしていて、まだ彼が20歳ぐらいだったんですけど、すごく上手かったです。今は30を過ぎて、妖艶なプレーですよね。ベテランとしてのプレーをブライトンでも見せていたし、サブサンプトンでどんなプレーを見せるかすごく楽しみです。
菅原由勢に関して言えば、1年目なので、距離感が全然違うと思うんですね。僕はプレミアリーグで全く活躍できなかったので。レベルの高さを僕は知っているので、すごく苦労すると思いますが、必ず僕の推しメンはやってくれると思っています」
岩渕氏:アーセナル/ブカヨ・サカ
「本当に歴史のあるクラブで、育成から育っているので、彼が活躍して優勝することに物凄く意義があるなと思っています。右ウイングとして縦にも行けるし、カットインもできるし。全部は見れてないんですけど、本当に波がない印象があるので、継続して活躍して、今年こそはマンチェスター・シティに勝ってもらいたいなと。優勝してもらいたい願いを込めて。今年こそは。良くなっていってるので、アルテタ体制の中で次良くなるとしたら、プレミアリーグ優勝しかないと思います。優勝を目ざして、サカ選手に活躍してもらいたいです」
――マンチェスター・シティは結構ターンオーバーをしますよね。ただ、サカ選手は怪我してないなら、なんならちょっと怪我していてもアルテタ監督は『やってください』と。ほぼほぼ全試合出場していますけれども、その辺りはいかがですか?(ハリーさん)
「もう本当に、私もイングランドでサッカーをしていたなかで、全員タフだなってすごく思うんですけど、そのなかでも期待されて、アーセナルの鍵を握っている選手なので、削られることも多々あると思います。そのなかでやっぱり、アルテタさんに信頼されているのはすごく感じますし、しっかり二桁ゴール・二桁アシストしているので、活躍が実ってくれたらいいなと思います」
堀米:リバプール
「勉強不足なところも結構あるんですけど…スポンサーをしてもらっている講談社さんの繋がりで、来週にリバプールを見に行きます。遠藤さんもプレーしているので、すごい見るのを楽しみにしています」
――李さん、航選手と長い付き合いだと思います。ぜひリバプールの魅力や、遠藤航選手のすごさを堀米選手にお伝えいただけますか。
「リバプールの街自体がどんな街か分かりますか?ビートルズが出たりとか、労働者がすごく多い街で、リバプールの選手たちは労働者の代表として戦っているんですね。なので、プライドをすごく持っているんですね。
『You’ll Never Walk Alone』を毎試合、試合の前で歌って、『自分たちは1人じゃなくて、みんなと一緒にサッカーしている』団結心がどこよりも強い。他のチームも色々ありますが、プレミアの中でも随一を誇る団結力を持っているのがリバプールです。現地に行ったらそれをひしひしと感じると思います」(李氏)
「すごい楽しみに。ありがとうございます」(堀米)
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世界中のサッカーファンを魅了するプレミアリーグは間もなく開幕する。李氏は最後に次のようなメッセージを発信した。
「本当に楽しみですよね。僕の頃はプレミアリーグを日本で見られなかったので、毎試合見られる環境は本当に素晴らしいと思います。子どもたちのお手本に、特に三笘薫選手のドリブルは日本の子どもたちだけじゃなくて、プレミアリーグの選手も真似るぐらい上手いですからね。それをやはり子どもの頃から学ぶことによって、日本代表がワールドカップで優勝する日が必ず来るんじゃないかなと僕は思っています」
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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