スコットランドのハーツから今夏に鹿島アントラーズへ加入したFW田川亨介が8月15日、オンライン取材に応じ、新天地での抱負を語った。
サガン鳥栖アカデミー出身の25歳は、2017年にトップチームでプロデビューを飾ると、FC東京を経て22年にポルトガルのサンタ・クララへ移籍。翌23年夏にスコットランドのハーツへ渡った。
また、日本代表では、各年代の世代別代表に選ばれたほか、19年のE-1選手権でA代表デビューを飾り、2試合・1得点を記録している。
そんな田川が鹿島へ加入する決め手となったのは「熱意あるオファー」と、自身のプレースタイルが、今の鹿島のサッカーに「合うと思った」ことだった。
強みは、「背後に抜ける動きだったり、自分でシュートまで持っていくところ」で、「裏に抜け、走ってどんどんスピードを生かしていくタイプ」。さらに、「海外では1トップで出ることがほとんど」だったため、ポストプレーは以前より磨かれたという。
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8月9日に完全移籍での加入が発表されて以降、「(チームメイトと)どんどん話していきたいと思いながら初日から過ごしてきました。違和感なく(チームに)入れている」と、早くも周囲に溶け込んでいる様子だ。
「裏に抜けることはいつも監督から言われますし、自分もそういうサッカーをやりたくてきたので、どんどん出していきたい」と意気軒昂だ。
選手登録の準備も進み、早ければ8月17日の浦和戦から出場が可能になる見込み。背番号11を担う田川は優勝へ向けてのラストピースとなれるか注目だ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
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