小学1年生になった息子が心配で、下校の様子をこっそり見守りに行っていた母。するとそこで見たのは、危険と隣り合わせの、小学生たちの驚くべき下校風景の数々で……。Instagramで公開されたマンガが、「分かる~」「心配ですよね」と話題になった、作者のちゅんさんにお話を聞きました。



マンガ「新一年生の下校を一ヶ月間見守った結果」のカット(ちゅんさん提供)

【マンガ本編】新1年生の息子を心配し、毎日見守り まさかの下校風景に「待て待て待て!」

小学生になった息子は無事に帰宅できる?

 息子の下校を見守ったエピソードをつづったマンガ「新一年生の下校を一ヶ月間見守った結果」が、Instagramで4700以上のいいねを集めて話題になっています。

 小学生になった息子が、ちゃんと帰宅できるのか心配で、こっそりと下校の様子を見守りに行っていた母。すると、そこで見たのは、危険だらけの下校風景の実態で……。読者からは、「分かる」「うちも小1の頃は迎えに行っていました」「気が気じゃないですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、フリーライターのちゅんさんです。Instagramやブログ「マザーズ広場むすんでひらいて」でマンガを発表しています。ちゅんさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー小学生の下校風景を見て、どう感じましたか?

 ハラハラでした(笑)。こんなに危なっかしいとは……。自分の子供だけでなく、ほかの子供たちにもいろいろアクシデントや危険行為があって、見てしまうとよけい心配になってしまいました。

ーー小学校に入り、お子さんが初めてひとりで登下校したときはどんな心境でしたか?

 登校は近所の子たちと一緒にしているのですが、それでも心配で、GPSの通過地点の通知をハラハラしながら見守っていました。大きな交差点のある道路を通るので、下校はいまでも途中地点まで迎えに行っています。

ーーお子さんが下校するときの行動で、ヒヤッとするようなことはありましたか?

 わりとルールは守るタイプの子なのであまり心配はないのですが、体力がある方ではないので、ほかの子が走ってそれについて行こうとしているときなど、心配になります。あとは、歩道橋の階段で転んだのを見たときはヒヤッとしました。

ーー小学校に入る際、登下校のことでお子さんと何か話しましたか?

 幼稚園の頃から、近所の道のことはいろいろと伝えていました。「ここは車がよく来るよ」とか、「あのミラーで確認するんだよ」とか……。練習で学校まで歩いたりもしましたね。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

 共感のコメントを多くいただき、「同じように心配している親御さんは多いのだな」と感じました。危なかったエピソードもたくさん聞いて、本当に子供たちの周りには危険がいっぱいだと思いました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 小学生の下校風景を目の当たりにして、思っていたよりも不安なことが多く、驚いたのがきっかけです。もうちょっとちゃんとしているかと思っていました(笑)。

ーーコンスタントにマンガを発表されていますが、1日のなかでいつマンガを制作していますか?

 子供が学校や幼稚園に行っている間と、寝ている間に描いています! 家事も仕事もしながらなので大変ではありますが、描くことでストレスの発散にもなっています。