今夏にラツィオを退団し、クリスタル・パレスに加入した鎌田大地が、元日本代表DFの内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』にゲスト出演。昨シーズンを振り返った。
昨夏にドイツのフランクフルトを退団し、イタリアに新天地を求めた日本代表MFは、マウリツィオ・サッリ監督の下で満足な出番を与えられず。3月にその戦術家が辞任し、後任のイゴール・トゥドール体制では重用されたものの、契約延長交渉がまとまらずに、1年でローマを去った。
「めちゃくちゃ大変でしたね。サッカーはもちろんそうですけど、それ以外のところで。ドイツとは全てが違いすぎて」
そう切り出した鎌田は、「そもそもファンが違いすぎて。ドイツは負けてブーイングとかありましたけど、ラツィオは1試合でも引き分けとか負けたら終わりみたいな感じの雰囲気で」と言葉を続ける。
「チーム全体がそんな感じで、(クラウディオ・ロティ―ト)会長がすべて決めるんですけど、試合に負けたら、『次の試合に勝つまでは家に帰るな』みたいな感じでトレーニングキャンプ場に詰められたりとか」
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内田氏から「イタリアがそうなの?ラツィオがそうなの?」と尋ねられると、28歳はこう返答する。
「みんなが話している感じでは、ラツィオが特別と言ってましたね。良くも悪くも、ファンは自分たちのチームが世界で一番のチームと思っていて、まぁ大変でした」
他の外国籍の選手とも、その異常ぶりを話していたようだ。「マテオ・ゲンドゥジと(グスタフ・)イサクセンという選手と仲が良くて一緒にいたんですけど、『これはもうアンリアルだ』みたいな。『リアルな世界の出来事じゃない』みたいなことがたくさんありましたね」と明かしている。
「ドラマとか(のような)、日常で起きてることが信じられないぐらいの経験はいっぱいしました」
名物会長と文字通り熱狂的なサポーター。特殊なクラブで過ごした1年は、骨が折れたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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