パリ五輪の日本選手団が8月13日に帰国し、メダルを獲得した選手らが、首相官邸を表敬訪問した。そんななか、パリ大会で初採用となったブレイキンで、初代女王に輝いた湯浅亜実(AMI)に対して、スポーツ庁の室伏広治長官が行なった「ムチャぶり要求」が物議を醸している。
日本選手団のメダリストらが首相官邸に集結。岸田文雄首相と対面した際に、スポーツ庁・室伏長官から、AMIに「即興が得意ということで~、少し場を和ますというか…あの~いかがでしょうか?」と話しを振ると、AMIは「すみません。拍手をいただいて恐縮なんですけど、スーツじゃ踊れないので、また機会があれば、すみません。お願いいたします」と丁重に詫びを入れ、断った。これに対して、室伏長官は「すみません…」と答えたが、場は不穏な雰囲気となった。
落語家の立川雲水氏は14日、自身のX(旧ツイッター)を更新。室伏長官の発言を取り上げた記事を引用した上で、「因みにですが、噺家になぞかけを要求するのもある種の無茶振りだし、ハラスメントですよ」と鋭く指摘すると、さらに「マナーとしては必ず祝儀を出す事 芸人に芸を要求したならお代を払うのは当然です」と私見を述べた。
また立川氏は、「当たり前過ぎる事柄なのですが、割りとその認識のない人が多いのも事実なので言及いたしました」と言及した。
スポーツ庁長官の“ムチャぶり要求”にネット上では、
「無茶振りするおぢ」
「まさかの…ため息が出るね」
「室伏の行ないは本当に失礼だと思う」
「あーゆー無茶振り、好きじゃないなぁ」
「AMIちゃんも上手くかわしたね」
「そんな騒ぐ事か?」
「全く失礼と思わんかったけどな」
などと、さまざまな反応が寄せられている。
構成●THE DIGEST編集部
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