今夏に鹿島アントラーズからブンデスリーガのマインツに加入した佐野海舟は、8月16日に開催されたDFBポカール1回戦のヴェーエン・ヴィースバーデン戦(3-1)で公式戦デビューを飾った。
ただ、ドイツの大手紙『Bild』によれば、移籍が決定した後に不同意性交容疑で逮捕され、釈放されてから合流した佐野をプレーさせているクラブの姿勢に、一部のマインツサポーターから「容認できない」との声が上っているという。
こうした状況を受けて、マインツは8月16日、次のような声明を発表している。
「東京の検察庁による佐野海舟に対する捜査は終了しました。選手に対する容疑に関連して、当局によるこの法的決定は我々にとって決定的でした。もちろん、選手に対する捜査は我々にも影響を与えた。雇用主である私たちにとって、従業員が法律を尊重するだけでなく、彼らの行動が我々の規範と価値観と一致していることが不可欠です。我々はそれを公に支持し、多くの社会プロジェクトでもそれに従っています」
【画像】マインツで公式戦デビューを飾った佐野海舟
そして、「クラブでこの出来事について徹底的に議論し、できるだけ早く佐野海舟と個人的に話をしようとしました。彼をチームに迎え入れるという我々の決定を覆すような情報は一切得られませんでした」と続け、こう主張している。
「雇用主である私たちは、いかなる捜査にもアクセスできません。これらは完全に憲法国家の任務です。クラブには従業員の個人の権利とプライバシーを保護する義務と責任があります。クラブ内の議論について公にコメントしません。中傷や根拠のない申し立てには断固として反対します。必要に応じて、取締役会としてクラブに影響を及ぼす虚偽の公的な告発に対して法的措置を講じます」
クラブは起用に関して問題ないとの姿勢を明確に示している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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