中学生のヒロトは、学校での人間関係や環境の変化により、仲良しだった幼なじみと疎遠になっていました。ある日、偶然4人で一緒に帰ることになり、会話の流れからヒロトの家でお泊り会を開くことになります。当日、罰ゲームでヒロトが密かに思いを寄せているみずきが恋愛事情を話すことになり……? 作者のリエリオトさんにお話を聞きました。
これまで疎遠になっていた幼なじみたちは、住む世界が違ってしまった?(リエリオトさん提供)
【マンガ本編】成長した幼なじみたちは「僕とは違う」? 読者が興奮した、お泊り会の予想外な展開とは?
思春期真っ只中の幼なじみは、昔とは何かが違う…?
主人公の「ヒロト」は、中学生になり、疎遠になっていた幼なじみと思いがけず再会します。昔のようにゲームで遊ぼうと、4人でお泊り会を開くことになりました。当日、みんなで楽しく遊んでいましたが、罰ゲームでヒロトが密かに思いを寄せている「みずき」が恋愛事情を話すことになります。ヒロトはいても立ってもいられず、みずきの話を聞かずに、ひとりで部屋に戻ってしまい……?
リエリオトさん(@rierioto)による創作マンガ『好きな子とお泊まりする』がX(旧:Twitter)上で公開されました。今作は「ジャンプ+」で連載された『今夜僕らはお泊りをする』というタイトルの作品です。いいね数は4.7万を超えており、読者からは「ドキドキが止まらない!」「まぶしすぎる」「学生時代に戻りたい」などの声があがっています。
リエリオトさんは漫画家として活動しており、今作が収録された短編集『もくひけん: リエリオト短編集4』がKindleにて無料公開中です。
作者のリエリオトさんにお話を聞きました。
ーー青春のドキドキを感じられるマンガです。今回、Xに投稿した『好きな子とお泊まりする。』を描いた理由や、生まれたきっかけを教えて下さい。
この作品は2021年に「ジャンプ+」でインディーズ連載をしていた『今夜僕らはお泊りをする』という作品です。自分の学生時代に同年代の友達とお泊まり会をする機会が多かったので、その記憶に「恋愛を加えてマンガにすると面白いのでは?」と製作したのがきっかけです。
『もくひけん: リエリオト短編集4』(リエリオトさん提供)
ーー今作を描くうえで工夫した点や、お気に入りのシーンやセリフなどはありますか?
キャラクターのヒロトとみずきが添い寝して……のシーンの緊張感や雰囲気はしっかり描写しようと心がけました。
ーー特にメインの登場人物である、ヒロトとみずきのキャラメイクに読者から多くの反響がありました。制作時にこだわった点や、キャラクターの細かい設定などがあれば教えて下さい。
今作の4人は、小学校まではお泊まり会を定期的にするくらいの仲が良かった設定です。ヒロトとみずきは口にはしないけど互いのことが……というところが物語の主軸で、話には続きがありこのふたりの恋愛が成就するかを描いています。ヒロトは引っ込み思案に見えますが、男らしい一面があり、みずきは計算高い女の子です。