大正製薬で発売されているアライは、リパーゼ阻害作用を持つオルリスタットを60mg配合したダイレクトOTC(※)の内臓脂肪減少薬です。

薬局で処方箋なしで購入できる薬ですが、肥満している人が生活習慣を改善するために購入する薬で、男性の場合は胴回り85cm、女性の場合90cm以上ある、など、条件を満たしていないと服用できません。

今回、アラフィフで胴回り90cm超えの女性が実際にチャレンジしてみた感想と、商品特徴をまとめてみました♪

※ダイレクトOTCとは、医療用医薬品での発売を経ずに市販される医薬品のことです。

アライとは?

出典:beautyまとめ

食事改善や運動だけではあまり改善が見られない、おなか周りがなかなか減らない、内臓脂肪が気になって将来の成人病などのリスクが不安…そんな人におすすめの「アライ」。

自分の健康を自分自身で守るため、もっと前向きに生活習慣の改善に取り組めるようにと誕生した、OTCの内臓脂肪減少薬です。

食事中に含まれる脂肪(トリグリセリド)は、膵臓から分泌される脂肪分解酵素リパーゼによって脂肪酸とグリセロールに加水分解(消化)され、消化管(腸管)から吸収されます。

アライの有効成分であるオルリスタットは消化管管腔内で脂肪分解酵素リパーゼの活性を阻害し、食事由来の脂肪の吸収を抑制します。食事由来の脂肪のうち、約25%を便として排泄することが期待できるそうですよ!

ただし、飲むだけで内臓脂肪面積や腹囲を減少できる薬ではなく、生活習慣の改善とセットで取り組むことで効果が表れるとのことです。

服用できる人はどんな人?

出典:beautyまとめ

服用できる人は限られており、18歳以上で腹囲(へその高さ)が男性85cm以上、女性90cm以上、運動や食事管理などの生活習慣改善の取り組みを行っている方が対象の医薬品です。

購入の1か月前から生活習慣や腹囲・体重の記録が必要で(毎日つけられなくても、少なくとも1週間に1度記録していればOK)購入時には、薬剤師による購入条件&1か月間の生活習慣記録の確認が行われます。

さらに、服用時にも生活習慣改善の取り組みを記録しつづける必要があります。

※アライは要指導医薬品なので、薬剤師がいる薬局・薬店のみで購入することができます。また、条件に当てはまる方が対象の医薬品です。

効果が出始めると目で見てわかる!?

アライは、本来体内に吸収されるはずの脂肪の一部を体の外へ排出させるため、服用後は油状の便が出ることがります。これは、効果が出始め、脂肪の吸収が抑えられているサインとのこと!

さらに、便が油っぽくなったり、便が近くなる、下痢や腹痛などが起こる可能性もあります。できる限り油(脂肪)の多い食事を避けることで軽減できる可能性もあるそうです。

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実際にアライを服用してみました!

1日3回、食後1時間以内に服用

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このブルーの錠剤を、食事のたびに、食事と一緒に、飲み忘れてしまった時は食後1時間以内に飲みます。
筆者は小さなジッパー袋に入れ、メイクポーチの中に常に持ち歩き、飲み忘れないようにしました。

1日3回、朝・昼・夜、と、きちんと飲みました。この日は昼は唐揚げ弁当(白米含めすべて完食)で、夜は残業でマックの配達にしました。(ちなみにダブルチーズバーガーとポテトのMにコーラという組み合わせ)

飲んだあと、お腹が痛くなる、トイレに行きたくなるという自覚症状は、一切ありませんでした。

異変はここから!

実は便秘持ちで3日に1回くらいしか大きなほうが出ないのが悩みだったのですが、翌朝の朝食の前に、便意が。
おトイレにいくと、いわゆる“理想的”な、まさに“バナナ2本分”とも呼ぶべき、すっきり!な結果が!

汚くて恐縮ですが、水面をまじまじと見てみると…浮いてる! 確かに、お水に、油が!! 丸い油の膜が(色は、中華スープっぽい、黄色寄りの赤のような、朱色のような!)、たくさん!浮いていました。

便が油ですべって、するっと出たのかなぁと。もしかしたら、普段は脂分や水分があまり便に含まれていなくて(脂っこいもの、けっこう食べているのにおかしい…やはり今まではキレイに吸収され切ってしまっていて)、便秘がちだったのかも?と、勝手に推察。

毎日快便で、心なしかお腹周りもすっきりしてきた実感

それ以降も1週間継続していますが、毎日快便で、心なしかお腹周りもすっきりしてきた実感があります。そしてトイレのたびに毎回…赤いような、黄色いような、中華スープのような油が浮いているのを見るのがもはや楽しみにもなっています。

日常生活を送っていてお尻から油が漏れる…などの噂も聞いていたので、いざとなったら生理用ナプキンか!?と構えていましたが、私の場合はまったくそんな現象が起きず、むしろ従来体験したことのない“すっきり”な日々に感動すら覚えています。

日々、おトイレに浮く油と向き合いながら、「油の25%が吸収されない、ということは75%は吸収されているのか・・・ということは、その量が1日の適正な油量を切っていれば、痩せられるのかも?」なんて思い始めたり。

人類にとって発明とも呼ぶべき薬

今後真剣にダイエットに取り組むかは検討中ですが(取り組むべきなのですが…)、衝撃の“油”、そして衝撃の“快便”について、ぜひ全国の悩める“ぽっちゃり便秘組”にお伝えしたいと思いました。

まさに人類にとって発明とも呼ぶべき薬ですが、スリムな人や普通体型の人のダイエット目的の使用は絶対にNGですよ。
薬局で薬剤師さんにきちんと相談して、条件を満たした人のみチャレンジを。