「メイクは校則違反なのに社会人になった途端マナーになるのはおかしい」「高校生の美容整形もメンタルを保つためにはあり」”ギャル先生・鈴木綺麗の若者に贈る言葉

メイクで人生変わるよ 

ーーメイクや美容を生徒に教えることで、自分自身に変化はありましたか?

私自身が学校嫌いだったからこそ、伝えられることもあるのかなと。学生時代、私も学校へ行ったり、授業を受けたりする意味が全然わからなかった。そういう子たちの気持ちがわかるから、なんでこんなことを教えているのか、授業にどんな意味があるのか、しっかり生徒に話すようにしています。

しっかり話すと生徒側も「たしかに」とちゃんと納得してくれるんですよ。やっぱり気持ちを伝えるのが大事なんだな、と気づきました。

ーー授業を通して生徒に伝えたいことは何でしょう?

メイクって、学校では全然教えてくれないじゃないですか。校則で「メイクNG」としている学校もあるのに、社会に出た瞬間、「メイクはマナー」とか言われる。

そういう世の中なのでしっかりメイクを学んで、“日本一かわいいJK”になってほしいですね。私の生徒以外のJKたちもそうなって欲しいなと思っています。

あと、「メイクで人生変わるよ」ということを伝えたい。私だってギャルメイクをやっていなかったら『egg』モデルに誘われていないし、企業によってはメイクが採用に直接つながってくるものもある。

それに肌がキレイってだけで美しい人になれますよ。メイクや美容には本当に人生を変えるパワーがあるので、授業や自分の生き方を通して生徒に伝えたいです。

取材・文/毛内達大
写真/石田壮一