学校で、初めての調理実習があった息子。帰宅して、「ほうれん草のおひたし」を作ったことを報告してくれたのですが、その後の息子たちの行動を聞いた母はびっくり……! Instagramで公開されたマンガが、「自分で作るとおいしいですよね」と話題の作者、あつこさんにお話を聞きました。
マンガ「小5の調理実習」のカット(あつこさん提供)
【マンガ本編】小5息子、初めての調理実習 男子たちの”実食”がトンデモだった!
初めての調理実習は大成功?
息子の初めての調理実習について描いたマンガ「小5の調理実習」が、Instagramで300以上のいいねを集めて話題となっています。
学校で初めて調理実習を経験した、小学5年生の息子。ほうれん草のおひたしを作り、みんなでおいしいといいながら食べたようなのですが、その後の男子たちの行動を聞いた母はびっくり……! 読者からは、「実習、大成功?」「しょっぱくなかったのかな」「自分で作るとおいしいですよね」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、エッセイ漫画家のあつこさんです。あつこさんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー息子さんは調理実習を楽しみにしていたのですか?
初めての調理実習に、ずいぶん前からワクワクしていました。その日にお休みの友達がいたそうで、その子がかわいそうだと何度もいっていましたね。
ーー息子さんから調理実習の話を聞いて、どんなことを感じましたか?
親の手を離れて、子供たちが火や包丁を使うことに、成長を感じました。また、「私が子供のときに感じていた調理実習のドキドキを、子供も同じように感じているんだな」と思うと、感慨深かったですね。
ーーこのとき以降、調理実習では主にどのようなことをしているのですか?
私は、息子たちが次に調理実習で作るのは絶対「粉ふき芋」だと思っていたのですが、作ったのは「茹でたじゃがいもに塩をかけたもの」だったらしいです。そして、彼らは案の定、塩をなめまくったみたいです(笑)。
ーーあつこさんが小学生の頃は、調理実習でどのようなことをしていましたか?
私が初めて調理実習で作ったのは、ハムとレタスのサラダでした。火も包丁も使わず、レタスもハムも手でちぎるといった、とてもシンプルな料理でしたね。そのときに作ったドレッシングが気に入って、いまでもたまに作ります。
ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、仕事や育児で忙しいなか、マンガを制作する時間はどのように確保していますか?
家事をしつつ、半日程度で描きました。子供も高学年になり、それほど手がかからなくなってきたのですが、今度は親のことで時間をとられることが増えてきました。独身のときのように、自分の時間をすべて創作に使うことはできていませんが、現在はスキマ時間をうまく活用してマンガを描いていますね。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
たくさんの人に、「小学生男子、かわいい」といってもらえました。小学5年生になっても、まだまだ子供って幼いですし、かわいいですよね。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
低学年の子供たちなら、「自分で作った料理っておいしいんやな」で終わると思うんです。高学年だとひと味違っていて、「おいしさの秘密は何だろう?」と考えたり、使っている調味料を見破る知恵が少し付いてきたりと、その違いが面白いなと思ったので描いてみました。