2024年8月17日、東京ヴェルディとのダービーマッチでFC東京の森重真人がアクシデントに見舞われた。0-0で迎えた80分、相手のシュートを頭部に受けると、意識を失ったまま文字通りガクンとその場に倒れたのだ。
記者席から見ていて、「これは緊急事態だ」と思った。
すぐさま森重のところに駆け寄ったGK野澤大志ブランドンがベンチの医療スタッフに「早く、早く」とジェスチャーで早く来るように要請。一時スタジアムは騒然となった。
その後、原川力や白井康介などがベンチにバツ印を出すと、担架に載せられた森重は交代。脳震盪でプレー続行不可能となった森重に代わりCBには岡哲平が入った。
試合後、FC東京の広報によれば、森重はアゴの部分にボールを受けた模様。「意識は戻っています」とのことだった。
ただ、森重が競技復帰するまでにはいくつかの段階を踏まないといけない。まずは完全休息、その後に軽い有酸素運動、ランニングなど“徐々に”というスタンスである。森重が再びピッチでプレーできることを心から願う。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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