現地時間8月18日に開催されたプレミアリーグの開幕節で、エンツォ・マレスカを新監督に迎えたチェルシーは、昨季に史上初の4連覇を達成したマンチェスター・シティとホームで対戦。新体制初陣を白星で飾りたいところだったが、0-2で敗れた。
チャンスがなかったわけではない。しかし、最終局面での精度を欠き、昨季リーグ2位の22発を叩き込んだコール・パーマーも不発。結局、18分にアーリング・ハーランド、84分にマテオ・コバチッチに奪われた得点を返せないまま、完封負けを喫した。
「今年もシティに敵わないのか」
ファンからそんな嘆きの声が聞こえてくるなか、チェルシーOBのパット・ネビン氏は、英公共放送『BBC』のラジオでこう語った。
「チェルシーは酷くもないが、素晴らしくもない。昨シーズンはコール・パーマーに頼り切っていたし、見て分かったように彼はまだ本調子ではないようだ。彼がトップフォームでなければ、チェルシーはそれほど良くは見えない」
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60歳の元スコットランド代表FWはまた、5連覇に向けて開幕戦で確実に勝点3を積み上げた王者に言及。「彼らはまたもや好スタートを切った。止めるのは難しい」と考えているようだ。
「シティはある程度勝利に値する。明確で簡単な勝利ではなかったし、彼らはベストの状態ではなかった。しかしながら、『ベストチームが勝つのは、ベストな状態でない時だ』というのは、それなりの理由がある。
アウェーのスタンフォード・ブリッジで2-0の勝利を収めたシティは、トッププレーヤー、特にロドリが出場しておらず、ケビン・デ・ブライネは問題なかったがベストではなく、フィル・フォデンも先発ではなかった」
例年通り、稀代の名将ジョゼップ・グアルディオラが率いるシティが、プレミアリーグを引っ張る構図になりそうだ。チェルシーをはじめ、ライバルクラブは、今季こそストップをかけられるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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