日本初、性別適合手術からのプロレス復帰。エチカ・ミヤビが「女として生きていく」と腹を決めるまで

わたしたち、体育会系LGBTQです
9人のアスリートが告白する「恋」と「勝負」と「生きづらさ」

著者:田澤 健一郎 監修:岡田 桂

2024年7月5日発売1,980円(税込)四六判/224ページISBN: 978-4-7976-7449-1

「カミングアウトは自殺と同じ」とゲイの陸上選手は語った――。
「男らしさ」が美徳とされる日本のスポーツ界=体育会。
そこで「性」に悩みながら戦うLGBTQアスリートたちの実話。

LGBTQという言葉は世間に広まったけれど、
日本のスポーツ界は相変わらずマッチョで、根性を見せて戦うことが「男らしい」といわれる。
そんな「体育会」で、性的マイノリティの選手は自分の「性」を隠して辛抱・我慢している?
それぞれの「性」は競技の強さに影響?
恋愛事情、家族・友達との人間関係はどうなっている?
アスリートの実体験から、「男らしさ」の呪いが解けない日本の姿が見えてくる。

入門書やヘイト本では読めないトランスジェンダー選手の本音も!

\「男らしさ」に悩まされるLGBTQアスリートたちの実話/
●「カミングアウトは自殺と同じ」と語った地方育ちの陸上部男子の恋愛
●女子野球選手は「性別適合手術」のために引退を決断した
●チームワークを乱さないようにゲイであることを隠したサッカー部男子
●男子フィギュアスケーターが男女ペアのアイスダンスに大苦戦
●女子剣道部の道場で「女らしさ」から逃れられたレズビアン
●元野球少年のトランスジェンダーが女子プロレスレスラーに完敗

【目次】
第1話 「かなわぬ恋」を駆け抜けて
第2話 ワン・フォー・オールの鎖
第3話 氷上を舞う「美しき男」の芸術
第4話 闘争心で「見世物」を超える
第5話 「女らしさ」からの逃避道場
第6話 あいまいな「メンズ」の選択
第7話 「大切な仲間」についたウソ
第8話 自覚しても「告白」できない
第9話 強くて、かわいい女になりたい
〈対談〉田澤健一郎×岡田桂 LGBTQとスポーツの未来を探して