開業150周年を迎えたJR大阪駅では11月4日(月・祝)までの期間、記念イベント「大阪駅タイムトラベルステーション~時間の旅へ出かけよう!~」を開催中です。さまざまなコンテンツが用意されるなか、リアル謎解きゲーム「タイムトラベルステーションの謎」(2024年5月11日~ 10月31日)は、大阪ステーションシティを周遊しながら大阪駅150年の時間を旅することができる謎解きゲームです。今回は神戸大学出身の高学歴芸人、ネイビーズアフロ(みながわ、はじり)が謎解きに挑戦! みながわの“うんちく”が時おり飛び出しながら、楽しく大阪駅の歴史を学びました。
出典: FANY マガジン
「時空のゆがみ」を修復できるか
ネイビーズアフロをアテンドするのは、“北区住みます芸人”の木尾モデル。ネイビーズアフロの2人は、JR大阪駅での思い出をそれぞれこう語りました。
「先月、僕がこの世でいちばんかわいがっている後輩芸人の真輝志の誕生日があったので、大奮発して(ノースゲートビルディング)28階の最上階にある夜景が見えるレストラン『ラグナヴェールプレミア』で、2人きりでディナーをして盛大にお祝いしました。すごく景色がよくて、大阪城まで見えたし、『こんな場所があるんだな』って初めて知りました。また記念日に来たいなと思いました」(はじり)
「僕は神戸大学に通ってたんですけど、3年生のころから大阪のミナミに住みだしたので、大阪駅は通学路でした。大阪駅周辺は大阪らしさを残している街やと思うんです。大阪駅前第1~2ビルみたいなレトロさが残るビル群もあれば、グランフロント大阪のような最先端のビルがあったり、“老舗とモダンが出会う場所”ですよね」(みながわ)
出典: FANY マガジン
3人が語り合う場所は、リアル謎解きゲーム「タイムトラベルステーションの謎」のスタート地点である大阪駅5階にある「時空(とき)の広場」。さっそくうんちくは飛び出すのか……!?
木尾 「大阪駅✕ドラマチック謎解きゲーム タイムトラベルステーションの謎」は、ドラマチックな謎解きをプロデュースする「よだかのレコード」監修のリアル謎解きゲームです。大阪ステーションシティに散りばめられたヒントをもとに、大阪駅に隠された“過去と未来の秘密”を3人で解き明かしていきましょう! ちなみに「過去篇(5月11日~10月31日)」と「未来篇(8月1日~10月31日)」の2つがあるんですが、今回は「過去篇/夢の150年物語と隠された謎」に挑戦してもらいます。で、2人ともリアル謎解きゲームは得意?
はじり う~ん、あんまり……。
みながわ 今日は大阪駅を巡るというので、大阪駅の歴史の知識の表層だけ勉強してきました。
木尾 この日のために知識を入れてきてくれたという気概、ありがとう! ネイビーズアフロは2人とも“高学歴”ということで今回、呼ばれているわけだから、結果には期待しているわけですよ。
はじり さっき資料を見せてもらったら、そこに「みながわ・神戸大学卒業」「はじり・神戸大学中退」って明記されてありました。そんなこと、ちゃんと書かんでええやろ!
出典: FANY マガジン
今回、挑戦する「大阪駅✕ドラマチック謎解きゲーム タイムトラベルステーションの謎」過去篇のプロローグは……。
〈ある日の帰り道、いつもどおり電車を降りたあなた。
ふと顔を上げると、そこは150年前——1874年の初代大阪駅だった。
戸惑うあなたに初代駅長が声をかける。
「どうやら“時空のゆがみ”に飲み込まれてしまったようですね」
「過去の人々が紡いできた夢をたどれば、元の時代に戻れるはずです」
突然、過去に飛ばされてしまったあなた。
大阪駅・そして鉄道にまつわる人々の、150年の“夢”を巡る旅がここから始まる〉
“時空のゆがみ”は、それぞれ4つの時代にいる誰かの「夢」が影響して発生したようです。そのゆがみを修復することができなければ、2024年に戻ることができません。
木尾 さあ! まずは「初代大阪駅」が開業した1874年~の時代の謎を解く手がかりがある「時空の広場」です。いよいよ謎解き、始まりますよ~。
みながわ ちなみに「初代大阪駅」は、もともといまの堂島のあたりに作られる予定だったんですけど、当時、堂島は住宅街で、そこに蒸気機関車を走らせるわけですから「火事になるんじゃないか?」という住民の反対もあって、いまの場所に駅が作られたそうです。
出典: FANY マガジン
はじり そ、それがこの謎解きのヒントになってるってこと!?
みながわ いや、まったく関係ないです。
木尾 ないんかい! この金の時計とか、何かのヒントになってそうじゃない!?
みながわ 「金の時計」、そして対角線上に「銀の時計」がありますね? 「金の時計」には本物の金箔、「銀の時計」には本物の銀箔が貼られてるんです!
はじり・木尾 へぇ~!
みながわ そして「金の時計」は“経済”を、「銀の時計」は大阪の“文化”を象徴しております!
はじり・木尾 わぁ~!(拍手)
出典: FANY マガジン
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大阪ステーションシティの奥深さにビックリ
知恵を結集して「初代大阪駅」の謎を解くことに成功した一行。続いては、「2代目大阪駅」が誕生した1901年~の謎を解くための手がかりがあるという、ノースゲートビルディング10階「和らぎの庭」、11階「風の広場」を訪れます。
木尾 ひとまずここまで、みながわはうんちくを、はじりは古畑任三郎並みの、いうなれば“はじ畑任三郎”として、かなり冴えた推理を展開してくれています。
はじり でも、最後の最後まで気を抜いてはいけない!
みながわ ところで「2代目大阪駅」は、石造りのゴシック風建築で、豪壮な佇まいからめちゃくちゃ人気がある建物やったんですって。「日本銀行大阪支店」「泉布観」と並んで、「大阪の3大名所」と呼ばれておりました。
木尾 出ました!
みながわ この調子で「知識のみながわ」「知恵のはじり」「進行の木尾」でいきましょう。
木尾 オレだけ、そのままの役割すぎひん?
みながわ それにしてもここからの絶景、すごい!
木尾 ほんとだ! うめきたエリアの工事がどんどん進んでるのが見えますね。
はじり ほんとだわ……! 建物もめちゃくちゃできてる。
出典: FANY マガジン
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そんなこんなで進めてきたリアル謎解きゲームも、いよいよ後半へ。「3代目大阪駅」が開業した1940年の謎を紐解く手がかりは複数あり、なかでもノースゲートビルディング 2F東側「カリヨン広場」はかなり重要なポイントになるようで……!?
木尾 ヒントを探して歩き回るうち、大阪ステーションシティの中でも行ったことのない場所がたくさんあることにびっくりしましたよ。たとえば大阪ステーションシティに農園があるなんて知ってましたか?
はじり いや~、僕は行ったことなかったですね。
木尾 謎解きゲームを通して、そういう場所を知ることができるのが楽しいですね。ふだん、JR大阪駅を利用している人でも「こういう施設があるんだ」というのを知ったらびっくりしそうです。
はじり 「ただの駅じゃないんだ!」っていうね。
出典: FANY マガジン
木尾 では、続いて出題されるのは、「3代目大阪駅」が開業した1940年~の“時空のゆがみ”の謎です。
みながわ ちなみに「3代目大阪駅」なんですけど、5階建ての鉄骨造のビルとして、当時の最先端をいく高架駅としてオープンする予定だったんですけど、太平洋戦争が始まって、資材不足のために4階・5階部分に入るホテルの計画がポシャってしまい、建物の両サイドの資材が供出されたため、真ん中の部分だけ5階建て、両サイドは3階建の、凸型の変わった形の建物になってしまったんですよ。
はじり うまい!
みながわ 「うまい!」とかじゃないねん!
出典: FANY マガジン
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