『ONE PIECE(ワンピース)』第1121話では、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」に大きく関わってくるだろうキャラクターたちが描かれたことで、多くのファンが盛り上がっています。そのなかで、ある人物の正体についてさまざまな考察が飛び交っていました。「謎の人物」の正体とはいったい誰なのでしょうか。



ニカ化したルフィが表紙の『ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.50』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】このなかに正解はある? こちらが「謎の剣士」の候補者です(4枚)

隠された「ひとりの剣士」が気になる

※本記事は『ONE PIECE(ワンピース)』第109巻以降の内容を含みます。ご了承ください。

 2024年7月22日に刊行された「週刊少年ジャンプ」に掲載の『ONE PIECE』第1121話では、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」に大きく関わりそうな主要メンバーが最終ページに見開きで「ドドドン!!」と描かれました。見開きの上段には「赤髪のシャンクス」「モンキー・D・ルフィ」「マーシャル・D・ティーチ」「千両道化のバギー」と、現「四皇」メンバーが出そろっています。

 そして見開きの下段には、海軍元帥の「サカズキ」、革命軍総司令官の「モンキー・D・ドラゴン」、「イム様」、海軍本部大佐の「コビー」、元海軍大将で現在は黒ひげ海賊団の一員である「クザン」、そして「フィガーランド・ガーリング聖」、革命軍参謀長の「サボ」と、大物が勢ぞろいし、多くのファンが盛り上がりました。

 しかし下段に描かれたメンバーのなかで、ひとりだけシルエットしか描かれていない人物がいました。その人物はドラゴンの下に描かれており、横顔の下半分と、サーベルのような形をした剣を持っている、というヒントのみが描かれています。「謎の人物」は一体誰なのでしょうか?

 このサーベルのような形をした剣が、かつて海賊王「ゴール・D・ロジャー」が愛用していた剣「エース」に酷似していることから、一部のファンの間では「ロジャーは、実は生きていたのではないか?」という説がささやかれています。ただ、ロジャーはコミックス1巻1話で処刑されており、処刑の現場を多くの人物が目撃していることや、この人物にはロジャーのトレードマークのヒゲがないなどの矛盾も生じます。

 そのため「ロジャーの愛刀『エース』を受け継いだ誰か」ではないか、とも考えられているようです。剣(正確には斧)を使って戦う様子から、候補として元「ロジャー海賊団」の「スコッパー・ギャバン」の名前をあげるファンもいました。

 続いて、「もうひとりのシャンクス」ではないか、と考察するファンも多くいました。「実はシャンクスはふたり存在している」という説は、長年ファンの間で議論されてきた問題です。横顔の一部がシャンクスに似ていること、シャンクスの愛刀である「グリフォン」もサーベル式の剣であることから、「もうひとりのシャンクス」説も濃厚なようです。

 そのほか、かつて少年時代のルフィを殺そうとして「赤髪海賊団」に返り討ちにあった山賊の棟梁「ヒグマ」が生きていたという意見や、コミックス105巻1056話で「ユースタス・キッド」の口から語られた「『火ノ傷』の男」ではないか、という声も見受けられました。

 ほかのキャラクターの顔が大々的に描かれるなか、あえてシルエットで描かれたこの人物の正体は、いったい誰なのでしょうか? 今後の展開から目が離せません。