遠藤航が所属するリバプールは8月17日に開催されたプレミアリーグの第1節で、昇格組のイプスウィッチと敵地で対戦。ディオゴ・ジョッタとモハメド・サラーのゴールで、2-0と快勝を収めた。
ただ、昨シーズンの後半戦に不動のアンカーとしてプレーした遠藤はベンチスタートとなり、最後まで出番は回ってこなかった。
その日本代表MFの試合後の振る舞いが、喝采を浴びている。ピッチ上で、遠藤の代わりに出場したライアン・フラーフェンベルフと、中盤のライバルの一人であるドミニク・ソボスライに声を掛け、その仕事ぶりを労ったのだ。
リバプールの専門メディア『Empire of the Kop』は「リバプールのファンは、土曜日にエンドウがチームメイト2人に対して見せた品格のある振る舞いを称賛するだろう」と見出しを打った記事を掲載。こう伝えている。
「エンドウは、土曜日のリバプール対イプスウィッチ戦での2-0の勝利直後、真の品格を見せた。31歳の彼は、ポートマン・ロードのベンチから試合を観戦するしかなかった。アルネ・スロット監督はライアン・フラーフェンベルフ、アレクシス・マカリステル、ドミニク・ソボスライの3人を中盤に起用したのだ」
【動画】称賛を浴びた遠藤航の振る舞い
同メディアは、「試合終了のホイッスルの後、レッズの選手たちがアウェーサポーターに拍手を送るなか、日本代表キャプテンは若いオランダ人チームメイトのところへまっすぐ行き、祝福の抱擁を交わし、続いてハンガリー代表キャプテンにも同じようにした」
記事は「このような品格のある振る舞いは、エンドウが今シーズンにレギュラーとして出場しなくても、彼が依然としてチーム内で重要な存在であることを示している。元シュトゥットガルトの選手は、土曜日に個人的な失望を脇に置いて、MFの仲間へ心からの感謝を示したようだ」と続けている。
「スロットは喜んだだろうし、リバプールの他の選手たちも喜んだだろう」
出番なしでも笑顔で、ライバルを称えた行動に賛辞が贈られた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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